日本経済が黄金期に入ったこれだけの理由

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309248844

感想・レビュー・書評

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  • 2020年38冊目。満足度★★★☆☆ 著者は世間に流布する経済常識の多くが間違っており、一見「異端」とも言える自説が実は正論である。的な主張を展開しているが、私からすれば、そんなこと分かっているよ、だった。特記事項なし。

  • 合成の誤謬
     みなが正しいことをした結果として、皆がひどい目にあうこと

    我々が守るべきものは、GDPそのものでなく、一人あたりのGDP

    p106 国際暴落シミュレーション

    米国の格付機関が日本国際を投機的に引き下げる
    急速なドル高円安 NY市場の日本株暴落
    東京市場が開くと額面100円の国債が30円で取引される
    一ドル300園となる
    損切りでがまた売りを呼ぶ
    外国人投資家 来日した際に一ドル100円に替え、額面で国債購入 1/3に暴落した値段で国債を売り、売却代金の円をドルに替えて本国に逃げ帰る 投資額は1/10に目減り
    株価暴落 GPIFなどが必死に買い支えるが、ストップ安

    一日で日銀は1000兆円分の国債購入 ドル売り介入で売ったドルは1兆ドル その代金300兆円を政府が市場から吸い上げたため、同額を日銀が市場に供給すべく国債を購入 額面3割に暴落していた国債を額面1000兆円購入
    政府が売却した1兆ドルは、かつてドル安円高たっだときにドル買い介入で購入したもの。購入時は1ドルが100円だったから、取得金額は100兆円

    政府と日銀の連結決算でみた連合軍は、100兆円でかったドルと300兆円で売り、それをつかって1000兆円分の国債を買ったので、今日で一日900兆円の利益を稼いだことになる

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著者プロフィール

1981年、東京大学法学部卒業。日本興業銀行(現:みずほ銀行)入行後、おもに経済調査関連の仕事に従事。現在、久留米大学商学部教授。『経済暴論』(小社刊)など著書多数。

「2018年 『日本経済が黄金期に入ったこれだけの理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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