美しい知の遺産 世界の図書館

  • 河出書房新社
3.89
  • (12)
  • (7)
  • (3)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 347
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309255552

作品紹介・あらすじ

世界初! 文化の象徴「図書館」を総覧した美麗豪華本!
古代メソポタミアから現代日本の最新図書館まで、
5400年にわたる絢爛豪華な「知」の世界史!
美しいヴィジュアルでたどる「知」の遺産!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 現代の図書館も非常に良いのだけれども、西洋の古い図書館がなんとも言葉に表せないほどに良い。
    まるでディズニー映画にでも出てきそうな、本当にこんなところあるの?と疑いたくなるような荘厳な図書館。
    もしどこか1ヶ所だけ行けるとしたら西洋の古い図書館に行ってみたい。

  • ずっしりと重い!
    これは重量だけでなく、文献的にもとても貴重なものという重さだろう

    写真が何より大きく美しく、感動のため息の連続!
    まさしくタイトル通り『美しい知の遺産』

    歴史を遡り、筆記システムというものは5500年前古代メソポタミアで商売上の金銭の出入りの記録のために考案されたことがはじめらしい
    当初は粘土板に記録したらしいが、これらの保管所が図書館の起源らしい

    古代アテネ神殿の柱や基礎からこの辺りが図書室だったらしいと! そんなことまで分かるのか

    17世紀ヨーロッパの図書館はまるで教会か宮殿かと見間違えるばかりの高いドーム型の天井にフレスコ画や数々の彫刻 キリスト教との深い関わりが図書館にも

    中国国家図書館・フランス国立図書館・ロシア国立図書館・・・など各国の国立図書館もいっぱい
    日本の国立国会図書館はどんなふうになっているのだろう?
    ぜひ一度訪れてみたい

    日本の東大阪にある司馬遼太郎記念館が背表紙に採用されていた
    生涯をかけて司馬さんが収集された書籍や、著作の海外版など全てが一望に見渡せる
    あまりの美しい本棚に目を見張るばかりだった
    絶対、近いうちに訪れて実物を見たい

  • 図書館になりたい

  • 木造建築に木製本棚、みたいな図書館もロマンだけど、近未来な図書館もキンピカギラギラ総合芸術でございみてーな落ち着いて読書できねえよみたいな大昔の図書館も行ってみたい…
    あと背表紙にもなってる司馬遼太郎記念館の蔵書の仕方すげーな

  • 図書館の図鑑はいろいろ比較したけど、他の本は図書館の美しさばかりが強調されているようで自分には合わなかった。
    この本は、しっかりと図書館や本そのもの歴史を感じることができる。
    高かったけど本棚にどうしても置いておきたくて、満を持して購入。

  • 本の本

  • 古代メソポタミアから現代日本まで5400年にわたる歴史的にも貴重な世界の図書館188館を総覧。多彩な図書館のタイプを時代背景とともに詳述し、地域によって変遷してきた意匠と、様々な本の形体や読書の形を解説する。
    原題:The Library
    (2014年)
    — 目次 —
    【第1章】 失われた起源─古代世界の図書館
    【第2章】 クロイスター、冊子本、チェスト─中世の図書館
    【第3章】 カボード、鎖、ストール─16世紀の図書館
    【第4章】 壁、ドーム、アルコーブ─17世紀の図書館
    【第5章】 天使、フレスコ画、隠し扉─18世紀の図書館
    【第6章】 鉄の書架、ガス灯、カード式目録─19世紀の図書館
    【第7章】 電気、コンクリート、鋼鉄─20世紀の図書館
    【第8章】 電子書籍時代の図書館の未来

  • 帯文:”古代メソポタミアから現代日本の最新図書館まで5400年にわたる絢爛豪華な「知」の世界史!”

    目次:序文、はじめに、第1章 失われた起源―古代世界の図書館、第2章 クロイスター,冊子本,チェスト―中世の図書館、第3章 カボード,鎖,ストール―16世紀の図書館、第4章 壁,ドーム,アルコーブ―17世紀の図書館、…他

  • 知の集積所となる図書館は、その威厳を保つよう荘厳に建てられます。その姿は、東工大附属図書館のような近代的なものもあれば、古くからの建築の記憶を残しているものもあります。本書を通じて美の歴史、その知恵を感じて頂けたらと思います。
    (機械宇宙学科 B2)

    図書館は単なる書庫ではなく、文化や文明の象徴であり、その変化から人類と文字の関係がどのように変化してきたかを見ることができる。機能性と装飾性を兼ね備えた、世界の図書館のロマンに満ちた写真が数多くみられる一冊。
    (金属工学科 B4)

  • この本、欲しい!!

    図書館で図書館の本を読みました。
    元々気になってたけど、絶対買おうと決意。
    ちょっとお値段はるので、いずれ・・・

    広くて明るくて開放的で近代的な図書館も好きだけど、やっぱり図書館は少し仄暗くて古めかしくて神秘的な場所であってほしい。
    この本はどちらも網羅しつつ、さらに本の成り立ちまで言及してる。
    どの図書館も本当に素敵だけど、やっぱり1番好みはイギリスの図書館だなぁ。
    ケンブリッジやオックスフォードの図書館が出てくる本を読んで憧れていたというのが大きいと思う。
    文字で読んで想像していた図書館が鮮やかな写真で見られるのが嬉しい。
    そして実際に訪れたくなる。。。

    さすがに短時間で全部読破はできなかったので、購入してからじっくり読み込もうと思ってます。

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

建築家・建築史家。ケンブリッジ大学で博士号を取得。建築家としてイギリス、香港、アメリカで活動した経験をもつ。現在は、クイーンズ・コレッジのフェローとして建築学と美術史の研究にとりくんでいる。テレビ、ラジオの文化情報番組への出演も多い。煉瓦建築の歴史についての著書『Brick: A World History』(2003年)は8か国語に翻訳されている。

「2014年 『美しい知の遺産 世界の図書館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ホルヘ・ルイス ...
三浦 しをん
エラ・フランシス...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×