英国のテーブルウェア:アンティーク&ヴィンテージ

  • 河出書房新社
3.69
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本棚登録 : 83
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309255651

感想・レビュー・書評

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  • ティーカップを筆頭に、アンティークな英国のテーブルウェアを写真付きで紹介している。

    装丁も乙女向けでかわいらしく、ぱらぱらとめくるだけでも心がときめく。
    テーブルウェアにまつわるコラムも読んでいて楽しい。
    かわいい本にはそれだけで存在価値がある。

  • 疲れると綺麗な女性用下着をオンラインで物色して気分転換するのですが、多分同じような気持ちで手に取った。目論見通りうっとりできました。日常生活からの逃避。この本を手に取るよりも前に一客シノワズリを手に入れましたが、一脚でも充分優雅な気持ちになれます。

  • 見ているだけで胸がトキメクようなティーカップやティースプーン達に癒されてみませんか…?
    これを読むだけで英国のテーブルウェアのすべてが
    分かります☆

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • クランペット食べてみたいな…じゃなかった。

    紅茶教室やってる先生が昔の生徒であるアンティークディーラーさんに影響されてアンティークにも興味持った…みたいな前書きがある。

    お茶文化が一般にも広がったのがヴィクトリア時代なのもあってヴィクトリア時代の話が多い。「ダウントン・アビー」の話も。

    テーブルウェアの種類別に話が進んでく、最初はカップ。バラ柄、シノワズリ、ティーボウル(古いスタイルのティーカップ。フラワーハンドル、ムスタッシュカップなど。フォーチュンカップをパラパラっとやったときに目にして借りることを決めたのでお気に入りはフォーチュンカップ。紅茶占い用のカップでヴィクトリア朝に起源は遡る。

    フォーチュンカップ:エインズレイ窯、パラゴン窯、アルフレッド・ミーキン窯、ブリッジウッド窯、ブラッドリー窯で作られてた。現在はパラゴン窯のものが人気らしい。
    ディーラーからのオススメらしいけど、「ネルロスカップ」というのがあって、これは19世紀末にネビル・ロスという女性が考案した。1906年には広告紙に記載がるとのこと。「碇」のマークは「最後の希望を託す」という意味で、世界大戦が人々を不安にさせていた時代に希望をもってもらいたかったのではないかと。

    聞いたことなかった茶道具:ティーケトル、キャディボックス、ビスケットウォーマー、スリーティアーズ(ケーキスタンドみたいなやつだけどこう呼ぶと知らなかった)机の上に置くタイプはイギリスでは使わないらしい。
    スロップボウル(茶殻捨て)ブレッド&バタープレート、ポットスタンド(鍋敷きみたいなの)パピエマシェ(茶道具ではない。漆風の紙張子)
    ティー アーン(紅茶沸かし)(あくまで保温用でサモワールみたいなやつじゃない)
    シュガークラッシャー
    シュガートング
    シュガーニッパー
    茶道具ではないけどキューカンバーサンドイッチをはさんだトングもきれい。
    ジャムディッシュ
    トーストラック
    バターデッシュ
    ナイフレスト(名前知らなかっただけ。カトラリーおいておくもの)
    グレープシザー
    トースティングフォーク
    ドイリー(小型の机上の敷き布)
    キャディースプーン(茶さじ)(菊型、スコップ型、馬蹄型、シェル型)
    ヴィネグレット(気つけ薬入れ)
    クリスニングセット 洗礼式の祝いの際、赤ちゃんの名付け親が送ったといわれる区リスニングスプーン。それのフォークとのセットのこと…みたい>説明文だけではよくわからず。


    モートスプーン17世紀後半から使われるように。ティーポットと同じくらい起源の古い茶道具。初期のちゃこしみたいなもの。粉茶が入っている茶ばの場合、粉茶部分を穴からふるい落とすため、ティーポットの注ぎ口に茶葉が詰まった時、先端でクラッシュするため、ティーカップに注いだお茶に茶葉がういていたらそれをとりのぞくため。


    p80 標準銀 92.5%(スターリングシルバー)
    特殊銀 95.8%(ブリタニアんシルバー)
    銀メッキ (シルバープレート)
    1999年に国際基準に合わせるまで標準銀マークに「925」とぎんの含有量を刻印するようになるまでライオンパサントを入れていたそうで、なんかすごいと思った。イギリスっぽい。


    茶会に招いたホステスが砂糖やポットを管理して、らウイ客は「長居しない」意思表示で帽子をかぶったままにするというのは面白い。枕草子にも長居する客はいやだなんて書いてあるけどイギリスにもそういうのあるのだろうか…

    赤塚図書館 597
    返却棚にあったのを見つけて

  • アンティークについての基本的な事からドラマに登場するティーセットまで幅広く掲載されています。本書でも掲載されているヴィクトリアアンドアルバート美術館の7階のセラミックコーナーは必見です。

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著者プロフィール

2002年開校。美術展示やドラマ・映画の台本監修、ティールームオーナー・紅茶講師を養成。『図説英国紅茶の歴史』『図説ヴィクトリア朝の暮らし』(河出書房新社)、『名画のティータイム』(創元社)等多数。

「2023年 『図説 英国 クイーンとプリンセス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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