英国スタイルで楽しむ紅茶

  • 河出書房新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309272115

感想・レビュー・書評

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  • 紅茶に関する本の中でも”英国スタイル”という点に特化している本。著者自身やご家族のライフスタイルを通して、英国スタイルを垣間見ることができます。
    また「英国紅茶物語」など、読み物としても興味深い内容が満載で、読みごたえがある一冊です。

  • スチュワード麻子さんの著作は、発表順に3冊すべて読ませて頂きましたが、この本が一番読み応えがあり、楽しかったです。今回の最新作は、前作2作のアフタヌーンティーのお店紹介(第1作はロンドン、第2作は英国カントリー)ではなく、イギリスのアフタヌーンティーについてや、紅茶の歴史、茶葉の種類の説明、スチュワード麻子さんのエッセイ的なものも含まれており、全体を通して大変楽しめました。
    「英国茶」に関して、大英帝国時代のインド・スリランカを植民地とし、お茶を生産して来た歴史から、英国人の間では罪悪感のようなものがあるので、簡単に紅茶をビジネスにつなげることができない風潮がある、という点については全く知らなかったので驚きました。
    英国人としての視点も、日本人からの視点もバランス良く取り入れられ、紅茶について包括的に学べる大変素晴らしい著作&写真集&レシピ本です。

  • タイトルに「英国スタイル」とあるが、中に紅茶原産地のインド・中国・スリランカなどでのフィールドワークの話もあり、面白くて勉強になった。

  • 読むだけで癒される一冊。
    英国在住の著者ならではの話題満載。
    紅茶の作法や一緒に楽しむレシピも載っています。作法といっても、まずは自分が美味しいと思う淹れ方を見つけましょうと教えてくれます。尚更紅茶にはまりそう。

  • ちょっと前に見たNHKテレビの「紅茶学」。本書の著者スチュワード麻子さんも講師役を務めていた。

    「英国式アフタヌーンティー」の講義に面白さを感じ、本書を読んでみた。

    意外だったことのひとつに、まず英国式における、スプーンを置く位置がある。
    これが、本書の表紙写真にある通りと知り、軽い驚き。日本では一般的にカップ手前に置かない?  

    意外だったこと、もうひとつ。
    それは3段スタンドで供されたりする、サンドイッチ、スコーン、ペストリーを食べる順番。
    特に疑問も持たず、好きなものから食べればいいと勝手に思っていた。ところが、英国伝統のマナーがあることを知り、これまた軽い驚き。
    食べる順番が厳然と決まっていて、はずれることはエチケット違反になる。始めを間違えたら、もう後戻りしてはいけないのだそうだ。

    ほかにもまだ細かい注意点はあった。ただ、いずれも堅苦しいというより、その厳格さにむしろ清清しさを感じるくらいだった。
    日本人でありながら茶道を知らず、英国式紅茶でお茶の作法の気持ち良さを教えられてしまった気分でちょっと恥ずかしい。

    先日、紅茶専門店で2種類の紅茶を見繕ってもらった。
    私が伝えた条件は、「3時のおやつに食べる、ケーキやチョコレートに合う紅茶」だった。
    選んでくれたのは、甘い香りでコクがあり、ミルクティーに最適というアッサムの「シロニバリ」と、
    ほっくりした栗の甘さと渋皮のほろ苦さで、カカオの香りを引き立てたフレーバードティーの「マロンショコラ」。

    これまでは、産地農園特定のダージリンがほとんどだったが、冒険してみたくておすすめのまま買ってみた。
    紅茶とスイーツのマリアージュ。楽しく実用的な遊びを見つけられてハッピー。「こんなふうに選んだんだよ」と話したら、ティータイムがより楽しくなった。

  • 読むと紅茶が飲みたくなること間違いなし!

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著者プロフィール

ロンドンの紅茶会社でテイスターとしての業務研修後、イギリスのお茶資格機関であるUK Tea Academy ロンドンの講師、および日本校 ティーアカデミージャパン代表となる。現在、英国式紅茶 スクール「Infuse Tea」を東京の自宅で主宰し、英国式紅茶の レッスンを行っている。日本紅茶協会認定シニアティーインストラクター。著書に『英国スタイルで楽しむ紅茶』(河出書房新社)他。

「2021年 『Tea Time 11』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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