- Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309274911
作品紹介・あらすじ
音楽はなぜ誕生し、どのようにより豊かで多様なものへと変化したのか? 楽器や楽譜、音階や和音の発明など、作曲家である著者が、旧石器時代から現代に至る4万年の音楽史を一望する決定版!
感想・レビュー・書評
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題名どおり"音楽の進化史"について、作曲家の評伝やエピソードは最低限にして音楽そのものの発展を通史として著した一冊。
手元において折にふれて読み返したい内容。 -
会社属性的に教養として読んでおくべきかな?と思って手に取ったけど望外に面白かった。弊社社員は全員読んでおくべきですね。10時間くらい読了に掛かるのが玉に瑕ですが。
西洋クラシック音楽を中心にその前史と勃興、隆盛、映画音楽への流れ、ジャズの登場からロック。ジャンルを超えた融合まで。
和音の意味や使い方なども解説してあり、なかなかいいです。 -
まことに読み応えのある「音楽の物語」であった。この種の本は今はあまり出版されなくなってきているだけに、なおさら嬉しくなる。
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ギリシャ、ローマの時代から現代までの音楽の通史をやろうという野心的な本。和音の発見、記法の発明、調と和音進行、平均律、モーツァルトとベートーベン、リストを経てワーグナーでひとつの集大成へ。そこから従来の西洋音楽の枠組みを破壊せんとするドヴォルザークやストラヴィンスキー、ムソルグスキーたちの取り組み。レコード、放送といった革命的な音楽ツールの広がりとともにジャズ、ロックなどが台頭していくまで。
通史としてはなかなかおもしろいし、バレエ音楽についての考察、レコードや放送が果たした役割など、ユニークな視点もある。反面、直線的な「進化」という方法論じたいの限界もまた見えるような気がする。 -
情報量は多いのだが腰を据えて読まないと目が滑る。結果、流し読みに。