- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309275796
感想・レビュー・書評
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まったく三原順先生は特異な漫画家だったと思う。突然の死から早くも二十年。こうしてムックが出るのは本当に嬉しい。忘れられない人がたくさんいるんだなあとしみじみ思った。
なにはともあれ、この表紙。四人それぞれの性格を、一言の説明もなしに絵だけで描ききっている。この一枚だけで、あの場面この場面とどんどん頭に浮かんできてしまう。たくさんのイラストがカラーで紹介されていて、そのほとんどが「はみだしっ子」。こうやってまた四人に会えるとは思わなかった。涙が出そう。
たくさんの人が、三原先生や「はみだしっ子」について語っている。本当に「はみだしっ子」はいろいろ語りたくなる作品だ。「花とゆめ」という名の少女漫画誌に、こんな心をえぐるような漫画が載ってたなんて、少女漫画を読まない人は思いもしないだろうな。しかも絵柄は華麗な少女漫画タッチ。いつ「四人は幸せになりました。メデタシメデタシ」となるのかと思っていたら、そんな予定調和なんか蹴散らして進んでいくお話に、毎回息をのむ思いだったのを思い出す。
三原先生が亡くなったのは、わたしが一番漫画から離れていた時期で(とにかく人生が忙しかったのよ)、その時どう思ったのか、あまり覚えていない。その後、文庫で読み直して、あらためてその凄さを思い知るとともに、自分が、ストーリーどころか、細かいセリフや表情やコマ割なんかに至るまで、かなり覚えていたことに驚いた。そういう強さのある作品なのだと思う。
先生は「はみだしっ子」の続篇を考えていた、と書かれている。そうか、もしかしたら大人になった四人を目にできたのかもしれないのか。四人はいったいどんな人生を歩むことになっていたのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「はみだしっ子」で有名な三原順さんについての特集号。
私ははみだしっ子以外の作品を知らなかったんだけれども、これを読み、ファンサイトを読むと、「はみだしっ子」以外の作品にスポットが当たらないのはつらいなぁと思った。 -
三原順復活祭、原画や下書きなど、見るとこができてほんとによかった。
クリスマスローズ咲く頃、のあの印象的な絵、原画が展示されていて、感動!!
ああ、最終回が載る冊子を手にした時の、言い難い緊張感を、思い出す・・・・
いまなら、あのラスト、違う想いで受け取れるのだろうか・・・
ああ・・・・・ -
⭕
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これまで、三原順のことも漫画作品についても全く知らなかったのに、
偶然見たTV番組で興味を持ち、本を借りました。
面白ければ、行ってみようかしら?
ざっと見ましたが、イマイチ好きになれない顔・・・。
文章はあまり読まずに、おしまい。 以下もパスです。
『URLはこちら https://www.facebook.com/miharajun.fanclub 『「三原順 復活祭 〜没後20年展〜」@米沢嘉博記念図書館』 :
2015年5月18日(月)23時30分からのNHK総合テレビのニュース番組「NEWS WEB」中のワンコーナー「シェアしたい!」で、三原順先生の原画展『〜没後20年展〜 三原順 復活祭』が紹介されました!
URLはこちら http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-miharajun.html 『「三原順 復活祭」』 : 第4期 2015年5月1日〜<s>5月31日</s> 6月14日(日)
好評のため会期を延期します。
東京都 千代田区 明治大学米沢嘉博記念図書館 』
内容と著者は
内容 :
「はみだしっ子」等のイラスト、キャラクターグッズをはじめ、少女マンガ家・三原順の全作品を網羅。
ヤマザキマリ、くらもちふさこらのインタビューや対談、論考、解説、既刊書籍一覧なども収録。
著者 : 三原順
マンガ家。本名・鈴木順子。1952年10月7日札幌に生まれる。
1973年、『別冊マーガレット』掲載の「ぼくらのお見合い」でデビュー。
1975年から1981年にわたり『花とゆめ』で連載された「はみだしっ子」シリーズによって熱狂的支持層を獲得、
以降もセルフマーダー・シリーズ、「X Day」、「ムーン・ライティング」シリーズ等の名作・傑作で読者に感銘を与え続ける。
1995年3月20日、病気のため42歳で死去。
2015/05/18 予約 5/29 借りて読み始める。 6/3 ざっと読み終わる。 -
まんが
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「はみだしっ子」もう一度読みたくなった…。
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三原順の作品世界やその背景、
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2017/09/18
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いまのマンガファンは、三原作品を読みこなすことができるのだろうか?
いまだに拙い読み方をしている私には、よいガイド。