ぼくたちが越してきた日からそいつはそこにいた

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 113
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309277530

感想・レビュー・書評

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  • 絵がゴーリー。
    だけど毒もないし子どもも死なないから安心して読めます。
    家の外にたたずむ犬は、何かを待っているようだった。
    本当にこれ犬なのか?何か別の生き物では?いや犬だよね、と疑いながら読む。
    弟のオグドンが持ってる黒いカエルだか猫だか分からないものが気になる。

  • なかなか読み解くのが難しい絵本だね。いろいろな解釈ができそう。

  • 宮部書評新書から。原作者が他にいる物語だからか、ゴーリー色は希薄。それをどう取るかなんだけど、個人的にはいつものブラックな感じをやっぱり求めてしまう。たまにはこういうのも良いかも、とも思うけど、何だか物足りなさの方が大きいのであった。

  • K図書館
    絵本
    《訳者柴田氏の解説を抜粋》
    原書は1968年刊
    著者はオペラ芸術監督が本業のローダーレヴィーン
    子供のための本も7冊書いていて、本書の他「海辺の三婦人」でゴーリーと手を組んでいる
    この本は珍しくいい感じの鑑賞で読み手を魅了する
    ゴーリーの新しい側面を楽しんでいただければ幸いだ

    《感想》
    庭にいる犬は何かを待っている
    何か不吉なことが始まりそうではあったがそうではない話
    だから絵も不吉ではない
    家族や子供等の絵もあるが、犬の絵が7枚ある
    たっぷりな毛並みでまん丸な背中が哀愁漂わせていていい絵だ
    普通にうまいのだ
    ゴーリーはピカソやダリみたいに目が離せない芸術家だ

  • タイトルが一瞬ホラーか…????と思うし、エドワード・ゴーリーの絵があまりにも不穏ですが、別に内容はそんな不穏とかじゃないです

  • 不思議な犬が登場する話。けむくじゃらで大きい犬、カラーで描いてある。弟のオグドンがその犬に色々と試みるのだが〜なんとも言えない、エドワード・ゴーリーにしては珍しい絵である。

  • ゴーリーには似つかわしくない、ちょっと良い話(笑

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000153035

  • 不穏な空気がないと思ったら、文章は別の人だった。

  • エドワード・ゴーリーにしては愛らしい絵本だと思ったら、エドワード・ゴーリーはイラストだけで、本文は別の人だった。

  • ただ単に

    前の飼い主に捨てられた犬が

    新しく飼い主を見つける話なのか


    でも それだけとは思えない

    妙なテンポと含みがあって

    犬は この土地についてる何か

    のようにも思えますし


    神様や 幸せみたいに

    もっと寓話として

    読み込むことも出来る


    本当に 不思議な絵本でした

  • 読み始めはホラーかと思いました。絵がなければ、そこに居るのは何なのか、もう少し読み進めるまでわからなかったかも(^_^;)
    物語と挿絵が、よく合っています。他者を思いやる姿勢が感じられ、考えさせられる絵本でした。
    高学年くらいから。

  • なかなか深い

  • 庭ですわりこんでいる一匹の犬の興味を引くため、兄弟があれこれ模索するおはなし。
    エドワード・ゴーリーと、オペラ芸術監督のローダ・レヴィーンのコラボ二作品のうちのひとつ。「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」の講演会時に、柴田さんが即興で訳してくださった作品、書籍化とても楽しみにしていました。弟オグドンの熱意がすごい。そして、兄のアイデアを聞き意気揚々と試した結果について、講演会時にも参加者一同笑ったのを思い出した。隣人とそんなに似ていたのかな?(笑)兄の説得に感動、希望あるラストで癒された。応援してる!

  • 彼の中では最初から決まっているということなのか?
    それとも、ピンとくるものを待っているのか。
    後者なのかな。

    だとしたら、1回で諦めてはダメね…。
    1回で呆れちゃうほど、センスを疑うような名前だったのかもしれないけれど。

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著者プロフィール

舞台美術やオペラの演出などで活躍。ゴーリーとは本書を含め2冊のコラボレーション絵本がある。

「2016年 『ぼくたちが越してきた日からそいつはそこにいた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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