しきたりに込められた日本人の呪力

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 72
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309288062

感想・レビュー・書評

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  • 身近にあるしきたりや風習でも、その意味をとくに意識したことがなかったので、とても面白かった。六曜など生活する中で参考にしてみようかな、と思うところもあり、改めて秋山さんのオカルトに対する知識の深さに感服した。

  • ●語呂合わせや地口の意味
    プラスイメージを持てと言われても難しいが、よろこんぶ等お節料理の験担ぎのように幸福で満たされたイメージを固め、縁起物を口に入れ潜在意識に働きかければ幸運が舞い込む。良いイメージを持てる習慣をつけることが風習が持つ真の意味。
    ●政治的戦略的な儀礼もある(*)上の人にとって都合の良い構造を保つために、民の潜在意識にそれを定着させ抑圧する。そのカラクリを知り、妄信しない。その作法や儀礼の本質は何か、どのような呪力があるか理解することが必要。
    *中国では、師匠(教祖)は弟子(信者)に時計の反対回りを教える。師匠は時計回りを続ける。弟子たちはパワーやエネルギーを吸い取られ、益々師匠に身を委ねる。弟子からパワーを貰った師匠は益々元気に支配を続ける。

  • とても興味深く面白い内容でした。
    習慣やしきたりが持つ意味をスピリチュアルな視点から説明しているのですが、要は全てはイメージの問題、つまり世の中をどう捉えるかということで、その捉え方を正しくするために、習慣やしきたりがあると考えると、とても納得できました。
    今後の人生に活かしていきたいです。

  • 近年流行りの「型を破れ」「新しいことをやれ」というような自己啓発法もある。
    しかしながら、同じ所作、繰り返し行っているからこそ気づける違和感。儀式的な所作、しきたりに則った日常のルーティンが未来を予知したり感じたりすることの最も楽なトレーニングとのこと。なるほど!
    型を破ること、新しいことをやるよりも、しきたりに則ったことを継続する方がよっぽど直感力が鍛えられ、直感に従った、そのとき最も適したことをつかめるのではないか。こうした重大が事実が忘れ去られていくには本当にもったいない。日本はこうした重要な事実をたくさん持った国なのだ。こうした日本の宝とも言える習慣、しきたりを大切にしていくべきだと思う。

  • 難しかった。

    生活の中に色々なしきたりや風習があるけど、難しい意味がある。

  • 途中まで読んだけど、希望的なものに重点を置いてしきたりを分かりやすく説明していて、なかなか、面白かった。プラスパワーっていうのかな?そういうのが湧いてくる本。自己啓発本にノリが近い(笑)
    表紙が暗いんだけど、あんまり忌まわしい感じはしない。ただ、幽霊とかお化けやそういうことについても(作品の中では先祖の霊とか多い)言っている。
    個人的に面白かったのは、夢の話。はっきりした夢、ギラギラした夢を見たら、それがお金のギラギラでも、あんまりいい夢ではない、逆に淡くてぼんやり光っている夢のほうが、いい夢、という話。身に覚えがありすぎる。

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著者プロフィール

秋山 眞人(あきやま まこと)1960年生まれ。国際気能法研究所所長。作家、画家。また、コンサルティングや映画評論も手がける。大正大学大学院博士課程前期修了。13歳の頃から超能力少年、コンタクティーとしてメディアで話題を呼ぶ。ソニー、富士通、日産、ホンダなどの一流企業で、超能力開発や未来予測のプロジェクトに関わる。呪力や念力、シンクロニシティ、運命の波に乗る方法などをはじめとする精神世界や、シュメールなど古代文明の調査、取材等を精力的にこなし、テレビをはじめとするメディア出演多数。『強運が来る兆しの法則』、『怖いほど願いがかなう 音と声の呪力』(ともに河出書房新社)など、著書は100冊を超える。

「2023年 『幸運を引き寄せる 神代文字なぞり書き帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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