- Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309290607
作品紹介・あらすじ
美しいグラフィックで「音」や「聴くこと」について、子どもにもわかるように絵が音を語る、初の試み。ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)とボローニャ・ラガッツィ賞のダブル受賞作品!
感想・レビュー・書評
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再読。ウクライナの絵本。ここには《わかりあうために、わたしたちは言語をつかって話す。》とある。言語をつかって話しても、わかりあえない状況はとても悲しい。爆撃音も銃声も悲鳴も、存在を崩壊させる音だ。こんな痛ましい音には耳を塞ぎたくなる。わたしが聞きたいのは、朝の街の喧騒、陽気な笑い声、家電の稼働音、健やかな寝息。そして、「ただいま」と「おかえり」。日常の、普通の音を聴きたい。祈りの声は轟音の前にかき消されてしまうのだろうか。
いいえ、無数の声は無力ではない。
平穏な日々が一日も早く戻ってくることを願っています。
《2022.03.03》
カラフルでポップ、遊び心いっぱいの絵本。
あらゆる音に似合った色と形を与えること。あてはめる行為には限りなく実体に近いけれども、そのものをあらわすのではない、という気持ちがついてまわる。でもこの作品には、聞こえている音と色と形とのあいだに緊密に接続する勢いがある。目で音を聴くことができる。
はじめて音が見えた日のことを思い出す。音が波動だと教えてくれたのは水。霧が立ちこめる朝、わたしの動きは波となり消えていった。つながっている。わたしはこの世界とつながっていると体が納得していた。
耳をすまして。耳をすまして。
《2020.06.07》 -
ウクライナの二人による、聴覚をグラフィックで語った絵本。
色使いや表現もものすごく緻密に考え抜かれている、大人の絵本。 -
素晴らしい絵本。手元に欲しいかも…
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目に見えない「音」をイラストで表現しています。とてもカラフルで見ているだけで楽しくなるデザインです。文章は簡潔でちょっと哲学的。大人の方が楽しめるかもしれませんね。
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静かな場所で読んで欲しい。
音がきこえてくる絵本。
作風も消しゴムはんこのよう。
美しい。 -
5歳3ヵ月
〈親〉
絵が好き◯
内容が好き
今回は早すぎた。いつかまたよんであげたい ◯
〈子〉
初回からくいつく
何度も読む
その他
きれいな色遣いにひかれて借りてみましたが、まだ息子には難しい内容だったようで、反応があまりありませんでした。
音がでる仕組み、音を奏でる人のからだ、楽器などを、
きれいな色彩、不思議なタッチの絵で表現している絵本です。 -
音を絵で表すことに挑戦。読み聞かせには向かないが、音とは何かを考えるきっかけにはなるかも。
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2023/10/16
999||ロ (3階絵本)
自然の音、人が奏でる音楽、騒音などなど。
私たちの周りは、常にいろいろな音であふれかえっています。この本はそんな音に関する情報満載の科学絵本です。カラフルな絵とともに、頭の中で音が再生されるよう。
みなさんが心地よく感じる音、
それはどんな環境の音ですか?
メリークリスマス!
メリークリスマス!
Merry Christmas!素敵なひとときを☆
Merry Christmas!素敵なひとときを☆