うるさく、しずかに、ひそひそと: 音がきこえてくる絵本

  • 河出書房新社
3.60
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本棚登録 : 268
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309290607

作品紹介・あらすじ

美しいグラフィックで「音」や「聴くこと」について、子どもにもわかるように絵が音を語る、初の試み。ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)とボローニャ・ラガッツィ賞のダブル受賞作品!

感想・レビュー・書評

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  • えほんとごはん | 83gocco ハチサンゴッコ
    https://83gocco.tokyo/

    Romanyshyn Romana ~ PEN Ukraine
    https://pen.org.ua/en/team/romanyshyn-romana/

    Lesiv Andriy ~ PEN Ukraine
    https://pen.org.ua/en/team/lesiv-andrij/

    うるさく、しずかに、ひそひそと :ロマナ・ロマニーシン,アンドリー・レシヴ,広松 由希子|河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309290607/

    • りまのさん
      にゃんこまるさん
      メリークリスマス!  
      にゃんこまるさん
      メリークリスマス!  
      2020/12/24
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      りまのさん
      Merry Christmas!素敵なひとときを☆
      りまのさん
      Merry Christmas!素敵なひとときを☆
      2020/12/24
  • 再読。ウクライナの絵本。ここには《わかりあうために、わたしたちは言語をつかって話す。》とある。言語をつかって話しても、わかりあえない状況はとても悲しい。爆撃音も銃声も悲鳴も、存在を崩壊させる音だ。こんな痛ましい音には耳を塞ぎたくなる。わたしが聞きたいのは、朝の街の喧騒、陽気な笑い声、家電の稼働音、健やかな寝息。そして、「ただいま」と「おかえり」。日常の、普通の音を聴きたい。祈りの声は轟音の前にかき消されてしまうのだろうか。
    いいえ、無数の声は無力ではない。
    平穏な日々が一日も早く戻ってくることを願っています。
    《2022.03.03》

    カラフルでポップ、遊び心いっぱいの絵本。
    あらゆる音に似合った色と形を与えること。あてはめる行為には限りなく実体に近いけれども、そのものをあらわすのではない、という気持ちがついてまわる。でもこの作品には、聞こえている音と色と形とのあいだに緊密に接続する勢いがある。目で音を聴くことができる。

    はじめて音が見えた日のことを思い出す。音が波動だと教えてくれたのは水。霧が立ちこめる朝、わたしの動きは波となり消えていった。つながっている。わたしはこの世界とつながっていると体が納得していた。
    耳をすまして。耳をすまして。
    《2020.06.07》

  • ウクライナの二人による、聴覚をグラフィックで語った絵本。
    色使いや表現もものすごく緻密に考え抜かれている、大人の絵本。

  • 素晴らしい絵本。手元に欲しいかも…

  • 目に見えない「音」をイラストで表現しています。とてもカラフルで見ているだけで楽しくなるデザインです。文章は簡潔でちょっと哲学的。大人の方が楽しめるかもしれませんね。

  • 静かな場所で読んで欲しい。
    音がきこえてくる絵本。
    作風も消しゴムはんこのよう。
    美しい。

  • 5歳3ヵ月

    〈親〉
    絵が好き◯
    内容が好き
    今回は早すぎた。いつかまたよんであげたい ◯

    〈子〉
    初回からくいつく
    何度も読む

    その他

    きれいな色遣いにひかれて借りてみましたが、まだ息子には難しい内容だったようで、反応があまりありませんでした。
    音がでる仕組み、音を奏でる人のからだ、楽器などを、
    きれいな色彩、不思議なタッチの絵で表現している絵本です。

  • 音を絵で表すことに挑戦。読み聞かせには向かないが、音とは何かを考えるきっかけにはなるかも。

  • 原題 LOUDLY.SOFTLY.IN A WHISPER
    Romana Romanyshyn and Andriy Lesiv

    ウクライナのリヴィウ

    兄弟本 目で見て感じて

    しずかなところから音が広がる
    音の聞こえる仕組み
    いろんな音
    楽器たち

    体の音、内臓の音たち

    シンフォニックス・ハウス@ミシガン湖

    騒音公害

    dBデシベル 音の強さ
    雪の降る 5
    息をする 10
    ささやき 20
    ふつうの会話 40
    スピーカーからの音楽60
    子どもの泣き声 80
    コンサート 100
    火山の爆発 174


    ヘルツHz
    音の高さは空気をゆらす音の波
    人に聞こえてない音もある
    鯨とイルカは超音波で会話する

    エコー・ロケーション反響測定

    聴きたくなる綺麗な音


    音の仕事

    言語の音

    通じにくいのはかぜ?

  • 2023/10/16

    999||ロ (3階絵本)

    自然の音、人が奏でる音楽、騒音などなど。
    私たちの周りは、常にいろいろな音であふれかえっています。この本はそんな音に関する情報満載の科学絵本です。カラフルな絵とともに、頭の中で音が再生されるよう。
    みなさんが心地よく感じる音、 
    それはどんな環境の音ですか?

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著者プロフィール

絵本作家、アーティスト。共に1984年生まれ。ウクライナのリヴィウを拠点に活動する。リヴィウ国立美術大学を卒業。アートスタジオAgrafka主宰。2011年、ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)で出版社賞を受賞。本作は2015年に刊行され、ボローニャ・ラガッツィ賞を受賞し、世界15言語に翻訳出版されている。2017年BIB世界絵本原画展金牌を受賞した『目で見てかんじて 世界がみえてくる絵本』、2018年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞の『うるさく、しずかに、ひそひそと 音がきこえてくる絵本』(共に、広松由希子訳 河出書房新社)など、世界が注目する新進気鋭のユニット。

「2022年 『戦争が町にやってくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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