目で見て かんじて: 世界がみえてくる絵本

  • 河出書房新社
3.50
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本棚登録 : 169
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309290614

感想・レビュー・書評

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  • ボローニャ・ラガッツィ賞ノンフィクション部門最優秀賞受賞作。生まれてから何日かは世界がぼんやり逆さまに見えている。一番珍しい瞳の色は緑。全人類の内2%の人が緑色の瞳を持っている。ヤギやヒツジの瞳が細長いのは広い視野を得るため。犬は見分けられる色数は少ないけどモノクロの世界に生きているわけではない等など。知っているようで知らなかったこと、ふだん忘れていたり気付かないことが書かれていて、「目で見る」ということに意識が向くようになります。目は私たちが宝物を見つけるのを手伝ってくれるし、危険から救ってくれる。もっと目のことを労って大切にしようと思いました

  • 「見る」ということを様々な角度から考え、鮮やかなグラフィックで語った大人の絵本。
    英題は『I See That』
    見る、ということは、わかることでもあり、知ることでもあり、感じることでもある。そして、目で見ることが全てではない。

  • 「見る」を様々な角度からとらえる。科学の本。蛍光ピンクが目にいたい。

  • 視覚をいろんな角度から掘り下げる。目はどんな働きをするのか。動物や昆虫の目はどうなっているのか。めがね、色、光、記号、点字、視覚以外の感覚…などなど。目や見ることの奥深さや不思議を感じられる絵本。グラフィックもユニークで美しい。なにって楽しい。好み。いいな。

  • 多くの人が無意識な「見る」という行為を掘り下げている。私の目には、色合いが眩しい…。

  • 光、目、見るという事、広くいろいろな角度から。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/744263

  •  イラストがかわいらしくて手に取った。医療の本というよりは目全般のことについて書かれていて、目を通してみる世界、そうではない世界、人間と動物が見ている世界の違い、目の見えない人についてなどイラストを交えて説明されている。
     特に面白かったのはめがねの種類に関するページで、私たちが日常的に使うめがねのほかにアナグリフめがね(赤と青の2色のレンズがついていて、立体画像を見るために使われる)、鼻めがね(バネじかけで鼻にかける)、雪用ゴーグル(雪の反射で目を傷めないようにイヌイットが使うめがね)などが登場した。
     私自身も小学4年生のころからめがねをかけていて、最近はそのデザインにもこだわりだしたから、この本に載っているような様々な形のめがねを見るのは興味深かった。医療器具としての部分、ファッションとしての部分両方を兼ね備えるアイテムはほかにあるものではないし、目を大事にできると同時にかけることで自分の顔が好きになるようなめがねが今後も作られていけばいいと思った。

  • 看護の課題研究で探した本。視覚にまつわるいろいろなことが描かれていて、鮮やかな蛍光色に驚かされるグラフィックな科学絵本。

    [NDC] 726.6
    [情報入手先]
    [テーマ] 令和元年度第4回美作支部司書部会/授業に役立つ本

  • 独特だったけど…心に余裕がないと読めないけど…
    2度目に読んだら、伝わってきた。

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著者プロフィール

絵本作家、アーティスト。共に1984年生まれ。ウクライナのリヴィウを拠点に活動する。リヴィウ国立美術大学を卒業。アートスタジオAgrafka主宰。2011年、ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)で出版社賞を受賞。本作は2015年に刊行され、ボローニャ・ラガッツィ賞を受賞し、世界15言語に翻訳出版されている。2017年BIB世界絵本原画展金牌を受賞した『目で見てかんじて 世界がみえてくる絵本』、2018年ボローニャ・ラガッツィ賞受賞の『うるさく、しずかに、ひそひそと 音がきこえてくる絵本』(共に、広松由希子訳 河出書房新社)など、世界が注目する新進気鋭のユニット。

「2022年 『戦争が町にやってくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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