花咲く乙女たちのキンピラゴボウ〈後編〉

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 57
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309400693

感想・レビュー・書評

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  • 大島弓子論がおもしろかった♡
    大島弓子の表紙もすごい可愛いい

  • わからないところがあるにも関わらず、
    わたしは大島弓子に魅かれ、わかりたいと思う。
    それは何故なのか、知りたくてわかりたくて手にした本。

    そうか、ズレってことなのかな。
    自分が感じる他人とのズレ、社会とのズレ、時代とのズレ。
    有刺鉄線の向こう側にまもるにとっての”いたくない棘”が
    存在するように、わたしにとっての”いたくない棘”も
    あの小さな部屋の茶色い扉の向こうにあるのだ。

    子どもであるということ、自分に誠実でいられたあの日々と
    いうのはもう戻っては来ない。過去は”いたい棘”となって
    わたしの心をちくちく刺す。

    けれど、わたしは気づかなくてはならない。
    『ロストハウス』の最後に五月の朝の街を走りだした
    エリのように。

  • 再読せねばと思いつつなかなかできないでいる本。
    字が小さいのが原因のひとつ。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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