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- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309400693
感想・レビュー・書評
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わからないところがあるにも関わらず、
わたしは大島弓子に魅かれ、わかりたいと思う。
それは何故なのか、知りたくてわかりたくて手にした本。
そうか、ズレってことなのかな。
自分が感じる他人とのズレ、社会とのズレ、時代とのズレ。
有刺鉄線の向こう側にまもるにとっての”いたくない棘”が
存在するように、わたしにとっての”いたくない棘”も
あの小さな部屋の茶色い扉の向こうにあるのだ。
子どもであるということ、自分に誠実でいられたあの日々と
いうのはもう戻っては来ない。過去は”いたい棘”となって
わたしの心をちくちく刺す。
けれど、わたしは気づかなくてはならない。
『ロストハウス』の最後に五月の朝の街を走りだした
エリのように。 -
再読せねばと思いつつなかなかできないでいる本。
字が小さいのが原因のひとつ。
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