犯罪専科 (河出文庫 159A)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309401133

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  • フーテンのマコ、泥棒専門の会社、日本閣殺人事件、レズ?の二人組フーテンの自殺、行商の寡婦に取り入る若者の愛憎乱れるバラバラ殺人、貰い子殺害後別の子供を誘拐する異様な夫婦、差別された混血児の日本横断強盗殺人といずれも読み応えあり。

  • 1967年(僕の生まれ年)から70年の殺人事件が題材。シーラッハの「犯罪」を読み終わった翌日に古書ほうろうの文庫棚で見つけて購入。すぐに読みだした。これはこれでとてもおもしろかった。
    小沢信男節が入っている分シーラッハの作品と比べるとじっとり湿ってるけど、それもまた時代をよく表してる。

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著者プロフィール

1927年生まれ。東京・銀座西8丁目育ち。日本大学芸術学部卒業。大学在学中の52年、『江古田文学』掲載の「新東京感傷散歩」を花田清輝に認められ、53年に「新日本文学会」に入会。以後、小説、詩、俳句、評論、エッセイ、ルポルタージュなど多ジャンルにわたり文筆活動を行う。著書に『私のつづりかた』『東京骨灰紀行』『裸の大将一代記』『悲願千人斬の女』(以上、筑摩書房)、『俳句世がたり』(岩波書店)、『通り過ぎた人々』(みすず書房)、『捨身なひと』(晶文社)、『本の立ち話』(西田書店)などがある。

「2012年 『東京骨灰紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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