’89 上 (河出文庫 は 1-14 橋本治コレクション)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 48
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309404011

感想・レビュー・書評

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  • 表題通りの1989年に書かれたんだけど、上巻を読んだ限りでは希望的観測が込められた文章。2022年現在、当時の青年橋本治が分析した通りには世の中は進まず、バブルという時代の最中と失われた30年進行中の現在では、むしろ人々の心理は悪化の一方であろう。さてさて下巻では、あるいはその後に書かれた文章でどのように分析の変化があらわれるか楽しみである。再生のチャンスは何度もあったのに変化より保留を選んだのはホント男社会の特徴だよなぁ。

  • 2018.10.27市立図書館
    (マドラ出版から出されたぶあつい原本のほうを借りたが、ブクログには登録がないようなのでとりあえず文庫版の方を入れておく)
    (あまり読む余裕なく一旦返却)

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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