夜間飛行 (河出文庫 な 7-14 BUNGEI Collection)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309404615

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれて読んだ。長野まゆみは友人の好きな作家でもあるので。おいしそうなメニューや、きらきらひかるものの比喩がたくさん出てくる。銀河鉄道の夜風に仕立てました、という感じの物語。
    あとがきによると、こんな無害な物語だけど、実は当時の社会へ抗議したものになっているらしい。しかし全くぴんとこないや…。

  • わたしは、この方の書かれる冬の世界がとても大好きだと思っていたのですが、この1冊に関しては全く違い、
    夜に浮かぶ檸檬色の淡くてきらびやかな世界がとてもとてもお気に入りです。ポーリィの歌の軽快なリズムを挟みつつくるくると変わる場面展開も、好き。

  • 素敵なものを全部つめこんだようなきらきらしたおはなしです。

  • 賢治を思わせるキラキラの世界。多幸症系メルヘン。

  • プラチナとミシエルの仲間になりたい!でもやっぱり憧れるしかないんだよね。ああ良いな、夜間飛行私もしてみたい。きっと、二人のようにはならないのだろうけど。

  • プラチナ・ミシエルの二人の少年が織り成す幻想的なファンタジー。遊覧飛行に出かけた少年二人に、様々な不思議な体験、光景が降り注ぎます。さもその場に自分がいるかのような、そんな錯覚を覚える、想像力を掻き立てられる作品。

  • 好き!!どことなくアリス的だと思いました。プラチナとミシエル。

  • 言葉の美しさにただただ惹き込まれた。<br>
    読み込むうちに、少年たちの小さな遊覧旅行に同行しているような気分になれる。

  • <font color="blue">最後の鐘は、カン・パニア。</font><br>
    <br>
    長野ワールドの少年世界。サンテグジュペリの同名小説と共に思い出すのは、やっぱり「銀河鉄道の夜」。

  • キラキラ。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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