龍馬を殺したのは誰か--幕末最大の謎を解く (河出文庫 あ 19-1)
- 河出書房新社 (2009年10月2日発売)
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感想 : 6件
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- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309409856
感想・レビュー・書評
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現代ミステリーの手法を用いて、幕末最大の謎、などと言われたりする坂本竜馬暗殺の経緯を詳細に再現する本書。
調査は綿密であり、捜査過程も終始理論的に行われ、結論も非常に納得できる。またその過程で言及される江戸幕府の作り上げた法治国家としての日本の姿には驚きを禁じ得ない。
が、読み物としては爆発的につまらない。
文章に抑揚がなく、展開に盛り上がりもなく、供述と調書の検証、状況の再現と推論を繰り返す。
内容は悪くないが、せめて次の文章が読みたくなる何らかの仕掛けぐらい入れとおかないと、最後まで読んでもらえない。
もしくは、結論だけ読んでおしまいとか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
購入:EGO(2010.12.30)
150年たった今も論争が絶えない竜馬暗殺事件を分かりやすく説明されてます。当たり前ですがテレビで見た竜馬とはイメージが違いました。 -
とてもよく調査しており、明治33年の近畿評論だけではなく、明治42年の今井に対する聞き取り調査についてもどのような内容だったのかを解説している。著者の結論は手代木の証言した"某諸侯"とは松平定敬というもので、それなりに妥当な結論である。
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2009.10.19
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