本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309412351
感想・レビュー・書評
-
隣国の毛利につくか、尾張の織田につくか――天正三年、二つの大きな勢力に挟まれた小国の城主・小寺氏はどちらの陣営につくべきか考えあぐねていた。
織田陣営につくべきと主張し、無駄な戦いをせずに敵を屈服させるのに最善の策を次々と考え出す軍師・黒田官兵衛は、城主はもちろん、秀吉、信長からも一目置かれるが、知略に富み弁舌に優れるが故にあらぬ疑惑を抱かれてしまう。
本書はもともと高校生向けに書かれているため、文章は簡潔で読みやすく、戦略や駆け引きの面白さだけでなく、主君と家臣の絆や幼子を人質に出す親の心情、男同士の友情など、涙誘うエピソードも盛り込まれているのが良かった。
(秀吉の人柄の良さがにじみ出ているような描写が好きだった。この時代のこのくらいの時期が個人的には好き。2014年大河、観てみようかな。)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」のモデル「黒田官兵衛」
「秀吉が最も頼り、最も恐れた策士」
元々、高校生向けに書かれているとのことで、とても読みやすい。
黒田官兵衛を知らない人でも、読むと、すっかり官兵衛ファンになる1冊。松本清張の、書き出す人間臭さ、親子の情、友情、恋情など、読み物としても良かった。 -
1950 年代に松本清張が「高校コース」に著した黒田官兵衛。
全4件中 1 - 4件を表示