文楽の落語藝談: 長生きするのも芸のうち (河出文庫 か 29-1)
- 河出書房新社 (2015年5月11日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309413730
感想・レビュー・書評
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黒門町の師匠に対する近世文学の碩学暉峻康隆氏のインタビューをまとめた芸談。文楽師の子供時代の話が興味深い。人生こそ芸の肥やしなんですな。
はなし家の生き方のところもおもしろい。落語はいろいろな登場人物がでてくる、事件がおこった場所など、ストーリーではなく、プロットが聞かせどころなのかもしれない。この人物形象を物語の語りのなかで浮かび上がらせるのか、それとも解説風、なのか。この観点でいろいろな話を聞きなおすとまたおもしろそう。
先代の小さんについて話をしているところも興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古典落語の達人、八代目文楽師匠。その生い立ち、人生、芸談、寄席評…を、古典研究の第一人者がじっくり聞き出す。見事な話芸に酔いしれる。
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