- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309418377
感想・レビュー・書評
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まさか新刊コーナーにメメちゃんの本が並ぶとは思いもしなかった。厳密には新刊じゃないし何回も読んでいて、ストーリーも覚えているし、好きな一冊の一つだし。目新しいものではないのに。それでも、泣きそうなぐらい嬉しかった。今読んでもやっぱ好きだ。すごく面白いストーリーじゃないけど、10代後半の、苛立ちとか焦りとか抱え込みながら、背伸びして遊んだあの瞬間は思い出される。今がずっと続かないことわかっていて、わからないふりしたり、バカやるのがカッコいいと思ってたり、恥ずかしい気持ちもあるけど。この瞬間が終わらないで欲しいと願った気持ちは覚えている。
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復刊だったため、この作品が今この時に読めることに感謝しております。
80年代末とは書いてあるが、高校生~20歳前のこの感じは結構みんな経験しているのではないかと思う。
わたしは中でも、誰かアイダを探してが好きでした。 -
鷺沢萌、学生のころにたくさん読んで好きで、この作品未読だったので久しぶりに読んだけどあまり乗り切れなかったな。「川べりの道」とか良かったんだけど。年をとって合わなくなったんだろうか。
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なんか大学ん時に知り合ったそれこそ"W"の一個上の男の子たちを思い出した…
あいつらもなんかフラフラ遊んでたりしてたのにちゃんと帳尻は合わせる…みたいなそういう姿にすっごい憧れてたな
世田谷出身のシティーボーイはやっぱり独特な雰囲気を纏ってるよね。心のよゆーがある。
それが田舎もんからしたらカッコよく見えちゃうんだよなぁ。 -
大学生の話かと思った
80年代すご -
読んでて池袋ウエストゲートパークを思い出しました。
こういう若い男が私は苦手なのかもしれません。 -
80年代?の10代の話だからなんだかタイムスリップ感。それでもいつの時代の10代もモラトリアムを迎える。自分の存在の不確かさに怯えながら生きる。
わたしも18歳になることをめちゃくちゃ拒んでいたことを思い出した。 -
これ32年前に書かれたものなのか、、
80年代に生まれてみたかった
10代の青春って本当にに宝ものだと思う
何歳になっても思い出す -
陽子の持つ感覚が、自分自身が高校生の頃感じていた感覚とひどく似ていて、こんなに嫌で複雑で鬱な感覚を文章として全部理解させようというわけでもなく、感覚的に共感させられたのははじめての体験だった。この作品がこの世に生まれて、残っていてくれることが、眩しくて嬉しい。
綺麗じゃないのに、きらきらしていて、青くて、脆くて、難しい。それなのに、文章としては読みやすい。不思議。
大学4年の2月に、この作品と出会えてよかった。 -
現代でいうと、20歳になる時というより、大学を卒業するときの切なさだなあと思いました。私的には東京事変の「閃光少女」という感じ。懐かしく、苦く甘く、戻れない時代。。