四天王寺の鷹 ; 謎の秦氏と物部氏を追って (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309418599

感想・レビュー・書評

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  • 民俗学系の方による、古代日本(特に大和以前)の姿を描いた書。この時代を描く場合、記録が非常に少ないため、どうしても状況証拠からの推察に頼らざるを得ない。著者は地名や氏名をたよりに、推論を展開している。このアプローチは面白い。
    ただし、歴史学からすると異端。歴史学者の方々は、どうしても、記録中心になりがちで、そことは相いれないらしく、文章の端々に、歴史学者的なアプローチに対する不満が垣間見える。

  • 大阪府民だけれど四天王寺の歴史を知らなかったから勉強になりました。

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著者プロフィール

1921年、熊本県水俣市生まれ。東京大学文学部卒業。 「風土記日本」「日本残酷物語」、雑誌「太陽」の初代編集長を経て、文筆活動に入る。「南島文学発生論」で芸術選奨文部大臣賞・第2回南方熊楠賞受賞。「海霊・水の女」で短歌研究賞受賞。 1981年以来、日本地名研究所所長として現在に至る。文化功労者。 冨山房インターナショナルより「谷川健一全集」(全24巻)を刊行した。

「2013年 『谷川健一全集 全二十四巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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