こぽこぽ、珈琲: おいしい文藝 (河出文庫 ん 5-1)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309419176

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5
    私がコーヒーを飲めるようになったのは、去年
    急に美味しいと思って飲めるようになった

    こんな大人になってからのコーヒーデビュー

    入れ方や種類も全然無知で、素人です。

    だからこそ読んでみたいと思ったアンソロジーでした。

    あとがきに
    日常にカップ一杯分のささやかなブラックホール
    とあって、なんて素敵に例えるんだろう!と感動しました

  • 祝文庫化

    おいしい文藝シリーズ「こぽこぽ、珈琲」766冊目 - 本と生活 by エノキダケイコ
    https://books.enokidakeiko.com/entry/2022/01/10/123419

    こぽこぽ、珈琲 :阿川 佐和子,湊 かなえ,吉田 健一|河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309419176/

    「コーヒー談義」野呂邦暢
    「コーヒー革命」湊かなえ
    「古ヒー」阿川佐和子
    「コーヒーとフィルトル」小島政二郎
    「一杯だけのコーヒーから」片岡義男
    「コーヒー哲学序説」寺田寅彦
    「コーヒーと私」清水幾太郎
    「コーヒーと袴」永江朗
    「一杯のコーヒーから」向田邦子
    「コーヒー」佐野洋子
    「ウィンナーコーヒー」星野博美
    「ピッツ・バーグの美人」草森紳一
    「そしてまたエスプレッソのこと」よしもとばなな
    「珈琲」塚本邦雄
    「ラム入りコーヒーとおでん」村上春樹
    「トルコ・コーヒー」團伊玖磨
    「コーヒー」外山滋比古
    「三時間の味」黒井千次
    「カッフェー・オーレー・オーリ」滝沢敬一
    「ウィンナ・コーヒーが飲みたくなったなあ」植草甚一
    「可否茶館」内田百閒
    「カフェー」吉田健一
    「ランブル関口一郎、エイジングの果てのヴィンテージ」村松友視
    「国立ロージナ茶房の日替りコーヒー」山口瞳
    「極寒のコーヒー、灼熱のコーヒー」畑正憲
    「ある喫茶店」常盤新平
    「京の珈琲」柏井壽
    「散歩のときちょっと珈琲を飲みたくなって」泉麻人
    「喫茶店学」井上ひさし
    「蝙蝠傘の使い方」種村季弘
    「珈琲の白い花」森本哲郎

  • とにかくコーヒーが飲みたくなった。
    レトロな純喫茶に行って、常連になりたい気分が
    高まりました。日常からかけ離れることができる
    コーヒーの魅力。その魅力に惹かれた作家たちの
    思い出を味わってほしいです。

  • エスプレッソは、一日のいろいろな時間に句読点をうつと知った。そんな音楽を作ろうと思った。小さな音楽。耳元で、小さく鳴る音楽。

  • アンソロジー、苦手、というか(勝手に抱く)期待を裏切られることがほとんどなのに、テーマに惹かれて読んでしまう。「コーヒー」ってなんてすばらしい!
    今回は、期待を裏切られることなく読み切れた。うれしい。それぞれのコーヒーにまつわるエトセトラ。コーヒーが好きじゃない人も、コーヒーを仕事のために飲まなければいけない人もいたけれど、コーヒーで丸く収まっているような。

    個人的好みでいうと、永江朗さんのコーヒーと袴、村松友視さんのランブル関口一郎、エイジングの果てのヴィンテージがよかった。そして柏井さんファンの私にとって、京の珈琲は言わずもがな。

  • 31人の錚々たる作家によるエッセイ集。
    コーヒー通の人、素人っぽい人、コーヒーというお題に対してのそれぞれの思い出や見解を知るのは面白かった。

  • エッセイ31篇に惹かれ読み始めた。
    読んでいて癒されるので1篇ずつ眠る前に。

  • コーヒーを朝昼に飲むことが私のルーティン。
    この本を読んでいる間、ずっとコーヒーにひたることが
    できました。

  • コーヒーとは不思議なものなんだ。味の数値化によって神秘のベールを剥がしつつあるようだが、人の感じ方は千差万別。美味けりゃいい。不味けりゃのまない。でも飲めた方が得るものも多いと思う。

  • コーヒーをテーマにしたエッセイをまとめたアンソロジー本

    一口にコーヒーをテーマにと言っても、作者によって切り取り方が全然違っていて面白い
    とあることに対して正反対の感想を持っていたり、コーヒーから結構かけ離れた話題に飛んでいる人がいたりと、読んでいて飽きない

    集められた作家陣はちょっと昔の方々が多いかな
    バターをバタと表記する人の多い事!
    (バタって書き方は好きよ、なんか可愛いよね)

    でもそれもそうかなって

    だって、コーヒーはもうこの現代ではあって当然のものになっているし、逆に思い出の舞台となる個人喫茶店は減ってきているだろうし、エッセイのテーマとして書かれるならそれなりの時代に生まれた人の方が題材として書きやすかったのだろうなぁって

    これだけの人数が集められていると(総勢31人!)、当然文体や考え方の好みもでてきて、そういう自分の中の好き嫌いを考えながら読むのも楽しかったです

    この本を読んだせいで(おかげで)、久しぶりに豆を買ってきて家でコーヒー淹れちゃいましたよ
    美味い

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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