愛しい女 上 (河出文庫 ハ 1-3)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309461168

感想・レビュー・書評

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  • 2冊目の読書ノート 1993/9/5~2005/4/30に記載

  • すごい。マイケル•デヴリンという一人の中年が、かつて海兵として過ごしたペン•サコーラを訪れ、若き日を回想していくのだけれど、その若き日のデヴリンの成長記録が南北問題や白人黒人問題や朝鮮戦争と重なってそのままアメリカの歴史を読んでいるような、アメリカ小説によくあるパターンなんだけど、そのまとまり方がなんとも濃密でうまい。さすが記者のピート•ハミルって感じ。下巻はどうなるか、楽しみ。

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著者プロフィール

1935年ブルックリン生まれ。ジャーナリスト、コラムニスト、作家。ニューヨーク・ポスト記者ののち同紙とニューヨーク・デイリーニューズ紙の編集長になる。著書に『愛しい女』『マンハッタン・ブルース』他。

「2021年 『ニューヨーク・スケッチブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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