自分の「うつ」を治した精神科医の方法 (KAWADE夢新書)

著者 :
  • 河出書房新社
3.25
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本棚登録 : 371
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309503691

作品紹介・あらすじ

「うつ」になる人と、ならない人、どこが違うのか。自らが患者であり、治療者でもある精神科医だから知りえた、うつになる人の意外な根本原因とは?薬を使わずにうつを治す、著者独自の実践法とは?日本人の一〇人に一人が「うつ」といわれる今、これだけは知っておきたい。

感想・レビュー・書評

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  • 最初に、著者自身が抱えていた「うつ」の状態を丁寧に自己開示している。薬に頼り切る姿勢には批判的で、自分を苦しめる考え方ばかりしていないか、家族との関係性はどうか、食生活の変更など、根っこの改善に焦点が当たっていた。話を否定せず、さりげなく適切なタイミングで、多角的な視点から物事を捉えるための言葉を投げかけてくれる。そんな先生が目前にいたら、薬なしでも改善する患者さんは増えそうだ。また、うつを警報装置に例える考え方がしっくりきた。警報が鳴るから異変を察知し退避できる。

  • 妻に自分の意見を押し付けていたと反省するそぶりを見せながら、きっちり離婚されていてずっこけた。文章からも他人の意見を聞かない人だということがうかがえる。
    個人の経験を一般化したり、自己啓発本からの受け売りだったり、科学的ではない態度が見てとれる。文章の雰囲気は宗教家が書いた本に非常に似ている。医者の肩書きで非科学的な情報をばら撒かないでほしい。

  • 沈んだ気分を治したくて読んだ。

    全編が役に立ったとはいえないが、
    ところどころ参考にして気分がラクになった。

    病気は、自分の考え方を変えるためのサインである
    という考え方に納得した。

  • 凡人にはなかなかそこまで出来ませんって。

  • 2020.2.1読了。

    心身一体、健康は食事と考え方の改善から!というのが書かれているのですが、なんだか読み込みづらかった。

    やっていることはストイックだったし、ある程度うつ状態が軽くなっている時でないと実行は難しいと感じた。

    若干の根性論が見え隠れしていて、私には合わない本でした。

  • 私は読むのをお勧めしません。

    田中圭一『うつぬけ』からこの本を手に取る人が多いと思います。かく言う私もそれでとりあえず手に取ってみた1人でしたから。

    ただ、p.215の参考文献見てガッカリ。ほぼ全てスピリチュアル本でした。
    瞬時に察しましたよね。そういうことかと。

    内容もパラパラと読んでみました。
    「自分でちょっと立ち上がってみるくらいの元気」はもらえるんじゃないですか?もらえる人は。
    「問題(精神的苦痛の克服に必要な課題)と向き合う」まではいかないと思います。
    要は、内容が浅い。まるで知り合いからの助言レベル。精神的につらい時期があった人が、うつで苦しんでる人の悩みを聞いて言える程度のことは書いてあります。「つらいよね。分かるよー」くらいのことは。
    ただ、それを超えないっちゅうだけ。

    もっと内容のあるいい本読みましょ。気休めですわ。藁にもすがる思いで手に取った人もいるでしょうが、もっといい藁にすがりましょ。

    何より、本気で治したいなら心療内科もしくは精神科を受診してちゃんと医師の処方に従って薬飲んで治しましょう。

  • 友だちに『うつヌケ』を勧められて読んでいたら、この本が出てきたのがきっかけ。
    スピ本をよく読む私としては、既知のことが多くて「?」だったのだけれど、参考文献のところを見ると、『ザ・シークレット』や『ホ・オポノモノ』『神との対話』『前世療法』などの本が出てきて、なるほどと思った。著者が一番影響を受けたのは『成功の9ステップ』のなかの「無限健康を手に入れる」。これは読んでみたい。
    アファメーションも紹介されていて、朝一に
    「自分は自分に自信がある」
    あと、あたりまえだけど、
    解決できないストレスは悩むだけ損。
    今さらながら腑に落ちた。

  • 読んだ時間が無駄だったと思った本は初めてかもしれない。

  • 心がシグナルを出しているんだなぁと読んでて思った。

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著者プロフィール

精神科医・産業医。1973年、神奈川県生まれ。防衛医科大学校卒業。研修中、意欲がわかず精神科を受診、うつ病の診断を受ける。自身が7年間抗うつ剤を服用した経験から、「薬でうつは治らない」と気づき、食生活と考え方、生き方を変え、うつ病を克服する。その経験を踏まえ、患者が自ら悩みに気づき、それを解決する手伝いをする方向へと転換。うつの予防と改善へ導き、人間関係を楽にする「メンタルセラピー」を考案する。心の深い世界を知ったことから、さらに探求を開始し、現在は産業医などをしながら、心の不調の予防や教育により一層関われる方法を模索中。

「2023年 『メンタルは食事が9割』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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