- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309616773
作品紹介・あらすじ
学歴を信じてはいけません。しかし、無視してもいけません。では、どうすればいいのでしょう?学歴社会の「これから」を教えます。進学、就職、結婚-人生にまとわりつく「学歴」の正体がわかる。
感想・レビュー・書評
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[台東区図書館]
ティーンズ棚にあったので少し立ち読みしよう、けど本のコンセプトがわからないから目次から、と拾い読みした。(最終的には結局借りて帰ってきて全読みしたけれど)
・塾があるのは日本と韓国だけ
受験競争の厳しいフランスでも、リセ(高校)のあと、グランゼコールの試験の準備教育をする学校があるが、政府公認の公立の学校なので日本の塾(予備校)などとは大きく異なる。
・教育で公平に差別するアメリカ
別軸で人種差別はあるが、学歴の入口差別はない。奨学金制度が豊富=経済的格差があってはならないという考え方。但し出た後はエリートコースがある。入って、出るまでの努力。
・12歳で進学を決めさせるドイツ
ドイツには(というかイギリス以外のヨーロッパ各国)私立大学はほぼなく、国立大学&進むのもまだまだ少数で、12歳から先で、大学に進むための学校か、職業学校的なところに進むか、二分される。
■全部読んで自分視点でまとめると?
日本はまだまだ「企業に入るまで」は学歴社会が残っている、けれども入ったあとは一部を除いて学歴関係なく実力系になってきてはいる。
日本の大学は「入ったら終わり」で学生が勉強しなかったり、大学もまだ昔ながらの「教養(仕事で役立つ技術勉強ではない)推し」だったりする。採る側の企業も「大学名だけで大学での成績を見な」かったりもするが、全入時代&採用少しなので、少しづつ「何ができるか」を見られつつある、大学は偏差値だけに惑わされるな。よい実例として、AIUや金沢工業大学のような学校もある。
「14歳の世渡り術」の一冊。そういえば以前このシリーズ内の本を少し読んだ気がするな、また何冊か気になる題名のものを読んでみよう。
「学校では教えてくれないお金の話」「本を味方につける本」「14歳からわかる生活保護」あたりが面白そうかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学歴のこと、全然知らなかったけど、日本の大学は勉強しないなら、これから全然伸び率あるじゃん。
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社会
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学歴の歴史的背景、各大学の特徴、海外の事情など
偏差値重視や学歴差別などに反対しているが実際問題として非現実的に思える -
印象で語っているところが多いし、論理もずいぶん飛躍している。高学歴な著者なのにねえ。
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本屋で手軽そうな本を…と思って買ってみたら「14歳の世渡り術」というシリーズで、中高生向けの本だった(大人もターゲットに入れてるみたいだけど)。
東大の地方移転やは面白いなーと思った。わかりやすい文体も、良いと思う。あとは「入門」ということもあってそれほど目新しいことを言っているわけではないけれど、欧米の大学の様子を書いている点は勉強になった。
ただリベラルアーツに対する低い評価や、教育における暴力に対し教育の効果を認めるようなことを書いている点はちょっと受け入れられなかった。 -
2015年三冊目。
分かりやすいけど、大人には既知の内容。
中学生や高校生が読むのには良いかな。 -
14歳の世渡り術シリーズの一冊。これから高校に入学して大学を選ぶ時に良い参考書となり得る本。日本は学歴社会であるが学歴だけで選ばれる社会でもない。筆者の結論は「学歴というのは、一つの基準ではありますが、人の全価値を規定するものでは決してないのです」当たり前のことだが、改めて学歴で人を規定してはいけないと思う。
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純粋な研究は大学にして就職に役立つものを身につけさせるための機関は専門学校とかに任せれば?って思った