世界ぐるぐる怪異紀行: どうして”わからないもの”はこわいの? (14歳の世渡り術)

  • 河出書房新社
4.00
  • (2)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 113
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309617626

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 奥野克巳のホームページ
    https://www2.rikkyo.ac.jp/web/katsumiokuno/

    東北大学文化人類学研究室 川口幸大
    https://www2.sal.tohoku.ac.jp/anthropology/kawaguchi.html

    グリゴレ イリナ (Irina Grigore) - マイポータル - researchmap
    https://researchmap.jp/grigore-irina

    近藤 宏|神奈川大学 神大の先生
    https://www.kanagawa-u.ac.jp/professor/details/details_102146.html

    平野智佳子 – SYNODOS
    https://synodos.jp/expert/hiranochikako/

    福井 栄二郎 | 島根大学法文学部・人文社会科学研究科
    https://www.hobun.shimane-u.ac.jp/list_teacher/fukui.html

    藤原潤子 J. Fujiwara|研究活動 | 神戸市公立大学法人 神戸市外国語大学
    https://www.kobe-cufs.ac.jp/institute/faculty/fujiwara.html

    九州大学共創学部
    https://kyoso.kyushu-u.ac.jp/faculty/furukawa-fukachi

    村津 蘭 :: AA研
    http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/staff/list1/muratsur

    世界ぐるぐる怪異紀行 :奥野 克巳,川口 幸大,イリナ・グリゴレ,近藤 宏,平野 智佳子,福井 栄二郎,藤原 潤子,古川 不可知,村津 蘭|河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309617626/
    -----------------------------
    (yamanedoさん)本の やまね洞から

  • 「わからない」ものはどうしてこわいのか。文化人類学者たちが世界各国の怪異を紐解いていく本。
    文化人類学の本を読んでいると世界は広いなあ…と当たり前のことを思うし、みんなそれぞれ理解しがたい文化がある。でもそれはそこで生まれて育った人にとっては大切な習慣だったりする。自分とは違う人・もの・ことがこれだけあるということを知るのは他人を画一的な物差しでジャッジせず、その人自身を知るということに繋がると思う

  • 世界各地の怪異を文化人類学者らが語る。
    オカルトに走らず安易な意味づけもせず、当地の人々にとっては当たり前のこととして紹介する。怪異の物語が生活と直結するのはどの地も同じ。多様な世界を知り、視野が広がる。

  • ホラー好きなのでそういう興味で買ったら、真面目な文化人類学の話を、いろんな専門の先生が優しい口調で丁寧に説いている本で、何かしみじみしてしまった。
    すごく文章の良い人ばっかりで(中学生以上向けだからもあるにしても)、全然わかってない人間でも読めそうな本をほかに書かれてたりは?あっこの先生のは古本で高騰している…!(「呪われたナターシャ」)とか、久々に色々読みたくなった。

    ロシアの呪術の、どうやって呪われたと気付くのかの話、中国の、先祖の供養と鬼の供養の寂しい話、オーストラリアの人喰いのマムーがネットでも健在の話が特に好きだったのと、

    パナマの、先住民エンベラの人々が「私たちが信じていることなのだけど」「これは自分たちの信念である」という前置きで語る川の怪異の話で、学者さんが「なぜお前はアントミャに襲われないのか」と聞かれた時に、自分はいまアントミャがいる側の世界にいる者として尋ねられてるんだ、と気付くところ凄かった。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

東北大学大学院文学研究科准教授
1975年生まれ。2007年,東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。国立民族学博物館機関研究員を経て,2010年より現職。博士(文学)。
主要著書:‌『宗教性の人類学―近代の果てに,人はなにを願うのか』(法蔵館,印刷中,共編著),『ようこそ文化人類学へ―異文化をフィールドワークする君たちに』(昭和堂,2017年),『〈宗族〉と中国社会―その変貌と人類学的研究の現在』(風響社,2016年,共編著)など。

「2020年 『中国の国内移動 内なる他者との邂逅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川口幸大の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×