「海の道」の三〇〇年---近現代日本の縮図 瀬戸内海 (河出ブックス)

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  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309624297

作品紹介・あらすじ

古来、日本の政治・経済・文化と深く関わり、歴史的蓄積が厚い「海の道」瀬戸内海。漁業、交易、エネルギー輸送…人とモノが活発に行き交い、時代とともに多様な産業が折り重なってゆくその歩みは、まさに日本の近代史・昭和史の縮図と言える。瀬戸内の主要航路に面したある小さな島にスポットをあて、内海での鯛網漁から、西海捕鯨へ、マニラ湾へ、南氷洋捕鯨へと拡がった海の労働の世界、海運・造船業の成長にともなう「海の道」の再編成に揺れる地域社会の姿も活写。丹念なフィールドワークの成果が随所に光る画期作である。

感想・レビュー・書評

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  • 瀬戸内の、ある島の300年史。土地に歴史あり、歴史の根っ子を知るのは、地理や世界史学んでた頃から好き。

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著者プロフィール

お茶の水女子大学文教育学部卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科(博士課程)修了、博士(社会学)。武蔵大学社会学部教授。専攻は都市社会学、地域社会学。著書に『瀬戸内海離島社会の変容』(御茶の水書房)、『もんじゃの社会史』(青弓社)、『質的調査データの2次分析』(ハーベスト社)、『マニラへ渡った瀬戸内漁民』(御茶の水書房、第2回日本社会学会奨励賞受賞)など。

「2010年 『温泉リゾート・スタディーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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