人に好かれる人の習慣術―みんなが集まってくる人になるためのイラスト図解版 (イラスト図解版)

著者 :
  • 河出書房新社
2.00
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309651156

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  • *マイナスの思考にとらわれてしまったら
    ネガティブな考えにとらわれる人のいちばんの弱点は、その思考のクセにある。自分や他人のマイナス面について、うじうじ考えているのが好きなのだ。「否、そんなことはない」とうなら、さっさと発想をプラスに転じればよい。そもそも人は、他人の良いところより悪い部分のほうが目につく。自分に対しても同じで、悪いところなかりが気になるものなのだ。いつもポジティブに見える人だって、本当は傷ついたり、弱気になったり、不安をいだいたりしている。でも、自分を信じ、マイナス・ファクターからプラスをひきだそうとふんばっているから、そのうちに輝きだすのだ。たとえ仕事に失敗しても、そのことでいつまでもクヨクヨしたって仕方あるまい。もし仕事で連戦連勝の人がいたら、その人はスーパーマンだ。大相撲の力士だって、8勝7敗をずっと続けていれば、いつかは必ず三役力士にはなれる。仕事だって8勝7敗ならよいではないか。
    *みなさんが7、どういう友達がいちばん理想のタイプかを思い浮かべてみてほしい。「いいヤツだなぁ」と思える友人のように、自分を変えていく努力をしてはいかがだろう。・無責任、弁解、ウソ、自慢、悪口、妬み、恨み、それらがまったくない人。・おおらかで明るく、間が抜けているかに見えながらもよく気がつく人。・ちょっとやそっとでへこたれない我慢強さ、絶対あきらめない辛抱強い人。・しっかり自分の考えをもち冷静でハラのすわっている人。・イヤな顔をせず、困ったときにじっくり相談にのってくれる気持ちの温かい人。まだほかにもあるだろうが、まぁこれだけ揃っていれば人間関係が丸くおさまる人になれるだろう。
    *グチをこぼす前に「ちょっと待てよ」と考える。
    まわりの人たちから「彼はやっぱり外されたか」とみられるような配置転換をされると、たいていが「自分はもうここまでか」と弱気になる。シュンとなるだけならまだいい。そのうちに会社を恨み、上役を憎み、同僚を妬んだりする者もいる。たしかに勤め人にとってそのような処遇をうけることは、崖っぷちに追いやられた状況にも等しいだろう。だが、崖から落ちるか、元の土俵にいたときと同じ気持ちで自分を見つめることができるか、真の人間力を試されるのが、このときなのではあるまいか。人はグチをこぼしているうちは、なにひとつ、いい知恵ははたらいていない。これは絶対と言ってよい。しかし「ちょっと待てよ」と、与えられた役割を天命だと考えられる人は、この時点で、すでに新しい知恵をはたらかせている。

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著者プロフィール

愛媛県生まれ。40年有余を自動車業界で過ごす。長く販売畑を経験したのち、メーカー直系の販売会社の社長として、業界の最前線で活躍。直納部、販売会社代表時代に販売したトラック、バスの総数は2万台を超える。

「2021年 『ひとの痛みがわかる人はやっぱり強い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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