図説 落語の歴史 (ふくろうの本)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 41
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309760797

作品紹介・あらすじ

「御伽衆」から九代目林家正蔵襲名まで。400年の時を越える波瀾万丈の歴史。

感想・レビュー・書評

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  • 落語の歴史を豊富な資料でわかりやすく解説してあります。

    【こんな人におすすめ】
    落語の歴史に興味がある人

  • 図書館で借りました。面白かったです。返却後にうろ覚えでこの感想文を書いてますので悪しからず。

    戦後の復興のあたり、ドキュメントを読んでるみたいで胸が熱くなりました。

    この本に載っている三遊亭圓朝の肖像画に惚れて丁度京都でやってた鏑木清方展に行きましたが、該当の作品は展示期間外でした(泣

    ステテコ等のエピソードでは「著者はこういう笑いが嫌いなんだな」と感じましたが、それがきっかけでアレをステテコと呼ぶようになり
    現代に至りユニクロが「リラコ」という部屋着に改変して売っていることを思えば感慨深いものがあります。

    「ふくろうの本」って凄く良い入門書シリーズじゃないか!?と今更ながら気付いたのですが
    この本、もう書店にはないんですよね……

  • ふむ

  • 三遊亭園朝の写真あります!しかも中年期と老年期の2種類も。
    円朝とは、幕末から明治中期にかけて活躍した伝説の落語家です。文七元結など名作と云われる多くの人情噺を創作し世に残しました。
    ほかにも明治から平成までの伝説の名人の写真が目白押しです。

    (以下、一例)
    初代快楽亭ブラック、初代桂春団治、4代目志ん生、3代目小さん、5代目松鶴などなど。睦会真打連の集合写真の末席には若き日の8代目文楽が。
    昭和の名人、5代目志ん生、8代目文楽、6代目円生、3代目三木助、5代目小さんなどなど。
    上方四天王、6代目松鶴、3代目米朝、3代目春団治、5代目文枝。
    若き日の、談志、円楽、円鏡、志ん朝から2007年のこぶ平、昇太まで。

    これら豊富な写真と、江戸時代から残る貴重な資料文献をふんだんに使い、生い立ちから現代に至るまでの落語の歴史を辿ります。
    また随所に芸名の由来やスキャンダルのコラムがあり豆知識が豊富になります。
    落語の歴史の教科書としては最高の一冊ではないでしょうか。

  • 09/8/8

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著者プロフィール

1984年、熊本大学文学部史学科卒。
1989年、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。
北九州大学(現・北九州市立大学)商学部専任講師、
北九州市立大学経済学部助教授を経て、
2006年より北九州市立大学外国語学部教授。博士(歴史学、名古屋大学)。

主要論著
『清代財政史研究』汲古書院、2002年
『清代社会経済史』創成社、2002年
『清代の市場構造と経済政策』名古屋大学出版会、2002年
『明清時代の商人と国家』研文出版、2002年
『環渤海交易圏の形成と変容』東方書店、2009年
『大清帝国と朝鮮経済』九州大学出版会、2014年

「2018年 『朝鮮後期財政史研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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