図説|不思議の国のアリス (ふくろうの本)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 80
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309760933

作品紹介・あらすじ

魅惑のワンダーランドの完全ガイドブック。写真術の発明に地下の国のドードーや恐竜の発見、ヴィクトリア朝の魅力的な文化がワンダーランドを支えていた!おかしな住人の出自を探り、奇妙な論理を読み解く本格的アリス読本。

感想・レビュー・書評

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  • 恐竜の化石がドラゴンの伝説に現実味をもたせるのに一役買ったということは知らなかったので、なるほど、さもありなんと思った。ラッカムが描いたアリスのイラストも可愛いけれど、インパクトという意味ではたしかにテニエルの絵は印象的。テニエルの絵によって『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』がシリーズ物として確立したという指摘になるほど。「三月ウサギの狂ったお茶会」で裏のネタになっている慣用句を知っていればなお楽しめる、みたいなことが、他にもたくさんありそう。

  • 作家のルイスのことも分かって、面白い。

    これを読むと、原文でアリスが読みたくなる!

  • 不思議の国のアリスと鏡の国のアリスについて書かれている。ルイス・キャロルの周辺についても書かれていて興味深い。もともとが英語で書かれているので、それを日本語に翻訳しつつ言葉遊びをするというのは難しいのだなと思った。
    2010/12/7

  • [ 内容 ]
    魅惑のワンダーランドの完全ガイドブック。
    写真術の発明に地下の国のドードーや恐竜の発見、ヴィクトリア朝の魅力的な文化がワンダーランドを支えていた!
    おかしな住人の出自を探り、奇妙な論理を読み解く本格的アリス読本。

    [ 目次 ]
    序章 不思議の国への招待(『不思議の国のアリス』の成立;地下の国こそ不思議の国 ほか)
    第1章 アリスの「不思議の国」へ―『不思議の国のアリス』を読む(ウサギ紳士に誘い込まれたアリス、深い穴を落下;いきなり小さくなったアリス ほか)
    第2章 アリスの「鏡の国」へ―『鏡の国のアリス』を読む(アリス、鏡の国でチェスの駒を驚かせる;鏡を通して見ればちゃんと読める文字 ほか)
    第3章 アリスとキャロルと写真術(キャロルにとっての写真術;キャロルの時代の写真術 ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • もしかしてルイスは、ロリコン?

  • 大人向けアリス本

  • 画像が多く見てるだけでもとっても楽しいアリス解説本

  • 変わった切り口のアリス本。写真やイラストも多いです。

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著者プロフィール

1943年、東京・芝に生まれ、幼くして焼夷弾で町が焼き尽くされる恐怖を味わい、やがて町をゴジラが歩きマリリン・モンローが通ったあと、東京オリンピックとともに町は滅び、もはや幻の世界に居場所を求めるしかなかった。
そして河出書房新社を経て思潮社「現代詩手帖」の編集に携わり、そこで泉鏡花やキャロルの世界に踏み込み、澁澤龍彦さんや種村季弘さん、唐十郎さんたちが繰り広げる万華鏡と親しみながら、編集スタジオ・カマル社を立ち上げ、執筆活動にも励んできた。
主な編著書に『鏡花幻想譚・全5巻』(河出書房新社)『不思議の国のアリス完全読本』(河出文庫)『御田八幡絵巻』(思潮社)『西瓜とゲートル』(春陽堂書店)など。

「2021年 『鬼ものがたり ー今は昔の男と女-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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