- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309761275
感想・レビュー・書評
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一昨年の9月5日にこのかたの新書の「神聖ローマ帝国」のレビューを書いています。
http://mixi.jp/view_item.pl?id=212072&reviewer_id=4337602
http://nagisa20080402.blog27.fc2.com/blog-entry-239.html
今回でレビュー139個目(映画とDVD少し含むけど)ですが
その本が一番難しかったです。
そばに国語辞典を置き、文は理解できても神聖ローマ帝国を理解することはできませんでした。
でもこの図説の本は文字通り
カラフルで地図・写真・表が豊富で、非常にわかりやすかったです。
他の方も仰っていますが、この著者は大変面白いかたに違いないです。
チャンスがあったらお話をきいてみたい。
ここに登場する人物はたくさんいますが、大変魅力的にかかれています。
彼らについてかかれたいろいろな本を読んでみたいです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
序章はドレスデン、ライプツィヒ、マイセンを擁するザクセンのヴェッティン家の歴代35人の君主を描いた781年にわたる歴史絵巻、ドレスデン宮殿の巨大壁面《君主の行列》から始まる。珍しい神聖ローマ帝国の切り口。歴史って視点が違うと別の風景が見えてきて、本当に面白い。
個人的に印象に残ったのは、神聖ローマ帝国の歴史の流れからするとオマケみたいだけど、庶子360人と言われるアウグスト強健侯。こんな人、30年前の高校世界史じゃ出てこなかったわ!取り敢えず、ドレスデンのツヴィンガー宮殿を模したテーマパークが佐賀県にあるらしい。「有田ポーセリンパーク」、行っとく。なんと入園料無料らしいよ。日本人環境客が殆どいないという噂。 -
ハプスブルク家や神聖ローマ帝国の分厚い本を読みながらそばに置いといて、気分転換に読んでた本。
色々読んでるつもりが、あれもこれも菊池良生でした。
表紙のレオポルト1世の顔が妙に印象的でハプスブルク家と言ったらこの顔が浮かんでくるようになりました。それまでカール5世の姿が一番気に入ってたのですが…。(どうでもいい話) -
資料集的なものかと思ったら、わりと読みものチック。ドイツ旅行の予習に。
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神聖ローマ帝国を軸に、という狙いは良いと思う。30年戦争やその他の争いと人間関係のことも詳しく載っていた。ただ、筆者の主観と言葉遊びが過ぎて読みづらい。図版の説明も不親切なので、ちゃんと校正しているのか疑問。あらましはわかったのでそれはよかった。
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とにかくビジュアルで攻めてくる本でした。
内容はある程度簡単なのでしょうが、なにぶんつかみどころの難しい国についての説明なので一見だけでは分かりにくかったです…。
でも、絵や写真が多いので視覚から訴えかけてくるものはありました。
他の本と合わせて読むと良いかもしませんね。 -
まぁドイツフェアなんですよ。
神聖ローマ帝国もさらりと触れただけじゃよくわからなかったなと思って。途中からめっきり影薄くなるものだから余計に。ハプスブルク家に牛耳られプロイセンが出てきてからはそっちにもお株を奪われ。
途中からは「ドイツ国民の神聖ローマ帝国」ね。ドイツがまだないのに「ドイツ国民」って定義はなんなんだろう。かなり歴史の初期から「ドイツ人」って言い方あるようだしいつからあるのか気になる。ていうか今のドイツ人は自国の歴史をどこから始めるのかもとても気になる。ヨーロッパは一律ローマ帝国かギリシャからなのかな。
しかし独特な言葉遣いの著者だったな。耽美的な程装飾的と言いますか。しかも文章ぶっちぎれてる箇所あるんですが校正さーん。 -
わかりやすく纏められている。歴史書の図説は、やはりいい!
しかし、文章が残念。時折ガクッと読むのを中断させられる。一番気になったのは、前後の文脈から明らかに浮く難漢字が乱用されている点。余程言葉をご存知かと思えば、文章の接続が口語的で緩かったり、ぎこちない日本語が陳列していたり。あとは、恣意的過ぎる句読点。リズムが取れない文章は中に入りにくい。
そして…101頁の上図……、プロイセンが思いっきりプロセインになっている………二カ所も。 -
編年でなく紀伝体?名前は覚えられん