図説　漢詩の世界 (ふくろうの本／世界の文化)

著者 : 山口直樹

• 河出書房新社 (2010年9月10日発売)

作品紹介・あらすじ

『詩経』から唐代まで珠玉の名詩。詩にうたわれた情景への旅。

感想・レビュー・書評

[osawatさんの感想 · 2021年7月31日]

ふむ

[hisashiaokiさんの感想 · 2017年3月31日]

漢詩を取り扱った書籍は数あるが、詠まれた詩の風景を、現地の写真と共に味わえるのが本図説の魅力。詩の中には、実際の光景から乖離したイメージを詠み込んでいるものもあるが、それもまた詩人が何を感じたかが見えるようで面白い。急速な発展を遂げる中国にあって、本書で扱われた昔ながらの景色がいつまで残っているのかという問題があり、その点からも貴重な記録と言えるかもしれない。

著者プロフィール

1950年生まれ。桜美林大学で中国語・中国文学を学ぶ。学生時代より石川忠久博士に師事。79年から中国文学・中国史をテーマとする写真撮影を開始し、現在にいたる。主な著書・作品集『図説　漢詩の世界』（河出書房新社）『三国志を行く』全二冊（世界文化社）『中国世界遺産の旅』（小学館）『中国史の風景』（実業之日本社）などがある。

「2010年 『図説　漢詩の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」