キマイラの柩―山本タカト画集 (Pan-exotica)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 112
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309908885

感想・レビュー・書評

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  • 知る人ぞ知る!!
    耽美小説、幻想小説、官能小説、時代小説、BL小説の挿絵や表紙を描いてる山本タカト氏の画集ヾ(≧∇≦)〃
    耽美、耽美、耽美、で線が細く繊細で緻密なんだけど
    前に買った《ファルマコンの蠱惑》と比べると少し画風がソフトになった感じ?
    色使いも柔らかいモノが増えお花と内臓も増えた感じがする。
    内臓だよ!!内臓(笑)
    そして縛りモノがなくなったなぁ…。
    でも今回も美しい画集なので縛りがなくても全然OK!!
    やはり独特の世界でグロテスクだけど美しい。

  • ☆☆☆

  • とてつもなく美しいが厨二病くさい。

  • 原画展で購入。印象的だったのは、色。少女の赤銅色の髪。やわらかな優しいピンク。薔薇の花は腸。胎内でさえ美しい。黒。漆黒の闇。闇を際立たせる深い紫。鱗の青は泡沫。付き纏う髑髏。ヘルマフロディトゥス、双子、融合… おぞましくて、美しい。

  • 大好きな絵師様である山本タカトさんの本です。
    初めて出逢った時の興奮がこんなにも続く方は多くは無いと思います。

    一つ一つの絵、少女・少年が美しいのです。
    純真無垢であり、汚れが無いのにエロスが匂い立つ。
    人形の様な無機質で儚い美を兼ね備えているのに不動の様な佇まい。
    どの絵を見ても心惹かれる存在なのです。

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著者プロフィール

山本タカト(やまもと・たかと)

1960年 秋田県に生まれる

1983年 東京造形大学造形学部美術学科卒業



80年代は主に企業広告のイラストレーションを手がける。

90年代初頭から、19世紀末美術や浮世絵の影響のもとに小説の挿絵を描き出す。

その傍ら「平成耽美主義」と銘打って、幻想耽美なオリジナル作品を制作。

以降、『緋色のマニエラ』『ナルシスの祭壇』『ファルマコンの蠱惑』

『殉教者のためのディヴェルティメント』『ヘルマフロディトゥスの肋骨』

(editions treville 刊)など画集発刊のほか、表紙絵・挿絵の制作、個展の開催など、

意欲的な活動をつづける。



現在 東京イラストレーターズ・ソサエティ会員、国際浮世絵学会会員

「2022年 『吸血鬼の匣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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