さる先生の「全部やろうはバカやろう」

著者 :
  • 学陽書房
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本棚登録 : 482
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784313653672

作品紹介・あらすじ

目の前の仕事を全部やってはいけない! ますます教師の仕事の仕事量が増し、過密化する中で、本当に成果を上げるために「教育の生産性」を上げよう! 一人ひとりの教師が今日からできる仕事の効率化、成果の上げ方がわかる1冊!

感想・レビュー・書評

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  • 新しい教育会のスタンダードを作る一冊。


    自分の役に立ちそうだと思ったメモ

    通知表わっしょいわっしょい
    評価は新学期の始まりと同時にスタート。
    初見の成果を得られるようにしてモチベーションのアップを。

    15分のパッケージで、教師の仕事も区切る。
    今日の仕事に何パッケージ使うか、計画を立ててから仕事を行う。

    全てを完璧に行うのは不可能。最大の効果が得られるように。まるつけは子供が行う。多少間違えていても、最大の効率化を図ると言う意味では。野外観察なども、赤ペンを持って出かけてその時間内に強化まで終わらす。図工の掲示物は着男クリップでとめていき、その時間内に子供たちが互いに見られるようにする。
    テストの丸つけは、バツのみ。
    Moveザバス
    学級全体で、みんなで良くなっていこうと言う目標を設定し、賢い子に助けてもらう。
    提出物のチェックも、グループごとに分けて提出し、子供たちにチェックさせる。

    2割の不具合が8割の仕事をうむ。
    大惨事になる前に、日ごろの学級経営に力を入れる。授業の面白さ、子供とのコミニュケーション。

    インターネット環境にある子供たちは、面白いものだけを選び選んで視聴すると言う習慣が身に付いている。つまらない授業は耐えられない。

    すべての資料は1つのクリアファイルに入れる。必ずタグをつける。

  • 参考になる部分はあったが、どの教師もこのように何事にも効率よく行動できないと務まらないのなら、効率よく仕事できる人だけが教師になり、多様性が失われると思う。子どもや保護者は多様。それが公教育なのだから。若い先生がこの本に書いてあることを盲目的に信じて真似をするのは危険。やはり教育の場なのだから、成果が出たかどうかはわかりにくいこともあるし、時間がかかって当たり前な部分もある。先生たちががんばったことが何年後かに子どもの心をあたため、力を与えることもある。腹をくくって時間を忘れ、子どもや保護者に寄り添うことも必要で、それは効率を重視する先生にとってはコスパ低い仕事になるのかなと思った。子どもとのコミュニケーションを戦争に例えのは違和感を覚えた。テストの丸つけをするのは点数をつけるためだけではなく、評価し、分析し、次の指導に生かすためである。あーこの子はここがわからんかってんや、とか次はここをおさえて授業に取り入れようとか、かわいい珍回答を同僚と話すとか、時間はもちろん気にするが、自分にとってはそういう時間である。
    効率は大事だがビジネスとは違うので効率に偏りすぎてはいけない。効率に偏りすぎちゃいけないという思いの先生もちゃんと現場にいて、肩身の狭い思いをしていなければいいなと願います。どんな先生だって、完璧なんてことはありえない。人気のある先生が良い先生とは限らない。考え方の違う人とも対話し、考えを広げ深めながら教師をして欲しい。インフルエンサーになっているなら自分の考えや方法に対する反対意見もきちんと向き合ってほしいです。

  • 教員は忙しい、予算もなかなか整備されない。こもっともではあるが、それ以前に教員に仕事効率化などといった思考がないように感じる。目的はなにか?そのための最適手段か取られているか?
    手段が目的化していないか?そういったことを見直すためにもこの本はあると思う。

    教員は教育に関する本だけでなくこういった仕事効率のほんや、ビジネス本もしっかりと読むべき

  • やる気が出る本。
    仕事とプライベートをきっちり分けたい!と強く思う反面、仕事柄かなり無理があるよなあと思っていたので、Work As Lifeがすごく腑に落ちた。

  • 教育現場にもようやくやってきた教育改革の波と、自分自身のキャリアアップのために読み始めたが、既に実践していることが多く、少し物足りなさを感じてしまった。

    ただ、エクセルで困ることが多いので、効率的にマストな業務を遂行するためにはマスターしなければならない。

    また、指導要録は、褒めることがあった時々で書いていく、という方法を試してみようと思う。

  • さる先生の渾身の一冊。

    具体的な方法というよりかは、その考え方在り方を示しているのが非常によくわかる。そして本当はもっと書きたいことがたくさんあるのに、敢えて内容を絞っているというのが、所々で感じた。

    さる先生の懐はもっと深く、実際にお会いしてお聞きたいことが増えた。

    いろんな先生に広がるといい。

  • 教育に「生産性」という視点をもたらし、
    私自身のマインドチェンジを引き起こしてくれたのは
    間違いなくこの本。
    私の大きな転機になった本。

  • やっぱりこの先生の考え方好きだな。ものすごく合理的。教員という職業がもっと魅力的なものになりますように。

  • 勉強になった!
    働き方を考えたい
    コストを考えて働くことが大事

  • 一部戦争など極端な例えがあり、違和感を覚えたが、全体としては良書。

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著者プロフィール

1983年生まれ。京都府公立小学校教諭。マイクロソフト認定教育イノベーター。EDUBASE CREW。大学卒業後、大手飲食店チェーンに勤務し、兼任店長として全国1位の売上を記録。教員を目指し退職後、通信大学で教員免許を取得。翌年教員採用試験に合
格。2017 年、子どもを伸ばしつつ、教員の働く時間を減らそうという「教育の生産性改革」に関する発信をTwitterにてスタートし、現在フォロワー数は4万1000人を超える。Watcha!や関西教育フォーラム他、さまざまなイベント等でスピーカーとして登壇。二児の
父。著書に『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』『図解でわかる! さる先生の「全部やろうはバカやろう」実践編』『これからの教育を面白くする! さる先生の学校ゲームチェンジ』
(以上、学陽書房)などがある。

「2023年 『生産性が爆上がり! さる先生の「全部ギガでやろう!」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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