- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784314006941
感想・レビュー・書評
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大厭世哲学者シオランの、邦訳では一番新しい本。アフォリズム集。この人の本は全部おんなじようなことを言ってるらしいから、買うのはどれでもいいらしい。でも、こういう人がいるから、元気が出るんだ!!!!!!
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断章。痛切なユーモア、毒舌、呪い祈り、そして全てを収束して果てること。いつかこの身が亡くなろうとなんのこともない、無から膨大な無へ、その怖さ。
「神とのあいだにいざこざを起こす好機を、いったい何度、私はむざむざ逸してしまったことか」訳者後記も良かった -
悲観のアフォリズム
箇条書きなのでつまみ食いできます。
読書家な雰囲気
・何ひとつ達成できなかった。それでいて、過労で死んだ。
・一冊また一冊と、伝記物をむさぼり読む。いかなる企ても、どんな運命も、なんの役にも立ちはしないことを、いっそう深く納得するために。
・心の慰めになる本の目録を作ってみたとて、なんの足しにもなるまい。そうした本はごまんとある上に、読むに足るものといえばせいぜい二、三点なのだから。 -
初めてシオランの著作を手に取った。彼の人生や神に対する姿勢に本当にそうだと思う言葉もあった。「この世界で生きるべきでは無い人」という印象が強く残った。彼の世界観に嵌り過ぎては大変だなあ。
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一時期、嵌った。
そして持っていることが恥ずかしくなって捨てた。
腐れ30男。に教えてもらった。 -
老境に達しながらも、最後まで辛口なシオランが綴る最後の書。この世に生まれる前の状態になる時期に書かれたとは思えないほど、鋭く、残酷な言葉が印象的だ。