東と西の宇宙観 (東洋篇)

著者 :
  • 紀伊國屋書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314009966

作品紹介・あらすじ

日本人は昔から自然との融合を好んでいた。山川草木すべてに「神」が遍在し、そうした自然と同化することを理想としてきた。この同じ日本人は近代に入ると東洋ではいち早く西欧化の道を歩み始め、科学技術を積極的に取り入れ、西洋の哲学も学ぶようになった。だが、この西洋の科学的世界観、そして哲学はどれだけ日本人の血となり肉となったのか。東洋篇では、インドから中国へと広がる東洋的世界観・宇宙観の変遷を辿ることで、日本人の心の琴線にふれる故郷を探訪する試み。『東と西の宇宙観 西洋篇』の姉妹編。

感想・レビュー・書評

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  • 科学技術という観点からみれば、人間の心にむかった東の宇宙観は外にむかった西の宇宙観に太刀打ちできなかった、とある。
    しかし現在では、地球全体が東の宇宙観に傾きつつある精神世界なのでは、と思った。

  • 東洋哲学の方法論がすこーしだけ見れた。

  • 分類=宇宙観。05年9月。

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著者プロフィール

1940年福島県に生まれる。東北大学理学部を卒業後、東洋大学、東京職業訓練短期大学校、静岡大学、愛知東邦大学を歴任。専攻は科学思想史。静岡大学名誉教授。
主な著書に『古代日本人の宇宙観』(海鳴社、1981年)、『日時計=最古の科学装置』(海鳴社、1983年)、『科学と科学者の条件』、『車の誕生』、『世界を動かす技術=車』(海鳴社、1993年)、『龍の起源』(紀伊國屋書店、1996年)、『日本人の宇宙観――飛鳥から現代まで 』(紀伊國屋書店、2001年)、『東と西の宇宙観 東洋編』(紀伊國屋書店、2005年)、『東と西の宇宙観 西洋編』(紀伊國屋書店、2005年)、『教師・啄木と賢治――近代日本における「もうひとつの教育史」』(新曜社、2010年)がある。

「2014年 『原発に抗して 一科学史教師の闘い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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