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- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784314011730
作品紹介・あらすじ
「もしこの本を書かなかったら、私は私の夜に終止符を打っていたにちがいない」
狂気すれすれの危機的状況で、書くことに活路を見出した22歳のシオラン。異端の思想家が誕生した瞬間の記録。
感想・レビュー・書評
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烏兎の庭 第七部 12.18.22
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto07/doc/cioran.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シオランが22歳の時に著した処女作。ここに収められている断章はどれも厭世的で鬱々としたものですが、彼の経験から書かれたこれらは所々、共感できる部分がありました。狂気の淵に佇み、己を救うために書かれた本書はシオランの悲痛な叫びであり、異端の思想家が誕生した際の産声でもあると感じました。もう1冊彼の著作を買ってあるので後で読もうと思います。
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