- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784314011914
作品紹介・あらすじ
世界が120倍楽しくなる!
わたしたちは一日過ごすうちに、かなりの数のロゴやシンボルのマークを目にしている。街を歩けば、店の看板に、車やスニーカーの側面に、食料品のパッケージに――注意して見てみると、マークは星の数ほどある。
たとえば、とある日本酒のシンボルマークがある。
しかし、そのマークをまじまじと眺めて想いを馳せる人は少ない。
多くの人は、ただ、酒を飲みたいのだ!
では、そのマークは何のためにあるのか?
誰のために、どのように考えて作られているのか?
「ロッテ キシリトールガム」「明治 おいしい牛乳」などの商品デザインを手がけ、グラフィックデザインの第一人者として多方面で活躍する著者が、自らが手掛けたシンボルマークやロゴの制作背景にある思考と技術を解説する。
細部まで磨き上げられた秀逸なマーク120点を、関連図版とともにオールカラーで収録!
感想・レビュー・書評
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いくつも見たことのあるマークが、
製作の裏話と共に紹介されていておもしろかった。
時々動画の解説もあるので、20度回転とかわかりやすいです。 -
それぞれのマークのコンセプトや完成までの過程が簡潔にまとめられていて読みやすかった。あとがきを読むと、クライアントと共にコミュニケーションを取りながら作り上げることの意義や楽しさについて書かれていて、効率だけではない仕事の原点を見れた気がしました。
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佐藤卓さんが手がけた美しいマーク(ロゴ)集です。
「明治おいしい牛乳」の見方が変わります。
一見矛盾するようなコンセプトを表現するために、配色やフォントなどをこだわりを持って微調整する美しさに感動します。 -
他業界の話だし、文量からも図書館で借りるくらいが自分にとってはちょうど良かったかも。購入したけど見返す機会はあまりなさそう。
書き出しは、AIがマークを作れるようになった時代にあえて人間がマークを作る意味を自問しつつ、自分の作品を振り返りたい……というような内容。
その答えは、「人間はマークに意味を持たせられる」なのかな。とはいえ、紹介されているマークの中には意味が後付けのものも結構あった(笑)
今の時代は動画やサイトで動きをつけやすいマークの需要が高いらしい。なるほど。ただ、動きのあるマークについてはQRコードでアクセスできるようになってたけど、スマホでアクセスしたら真っ白で何も表示されなかった。
ただの明朝体に見えるロゴや、ただの三角形に見えるロゴは、これで依頼主は納得してるのかな?三角形に込めた意味が色々と書いてあったけと、デザインに詳しくない自分は、物はいいようだなと思った。
もちろん面白いアイデアや、なるほどと思うマークもあった。
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いつもなにげなく目にしているマークの裏側の物語。マークってコミュニケーションなんだと強く感じました。ひとつ目はマークはそのマークに関わりある人々とのコミュニケーションなんだということ。著者は買ってくれる人だけでなく商品やサービスを作っている人がモノというレベルだけでなくモノを通したコミュニケーションを共有する仕組みと考えています。だからそれぞれにパッと見た目だけではない物語が仕組まれています。いわば語りたくなるマーク。ふたつ目はマークを作るということはクライアントとデザイナーのコミュニケーションなんだということ。最初の提案の本数とか答えを持っていくのではなくクライアントがマークつくりの参加する仕組みを考えているのが特徴的です。一個一個の案件だけでなく「あとがき」でもそこへのこだわりが書かれています。みっつ目は偶然とか時間とかコントロールされないものとのコミュニケーションをデザインに取り込む姿勢。計算通り、じゃなくてこんな感じになってしまいました、という状態をうまく形にしています。変わり続けるマークというコンセプトもいっぱいです。よっつ目が企業、商品、サービスが持っている資産とのコミュニケーション。デザイナーはポテンシャルの発掘者である、と感じました。著者の仕事のシンプルさと多様性があふれる本でした。この本を読んで思ったのは日本にはまだまだいろんな企業があっていろんなプロジェクトがあるんだな、ということ。地方にあって、歴史もあって、実力もあって、世に知られていない会社がいっぱいあることにワクワクしました。
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著者の手がけたロゴのデザインを短い解説付きで紹介。
「え?これもなの?」と驚きました。
個人的にはサクマの15369のインパクトとダジャレが良かった!でも短命だったのね…。確かに見たことなかったです。 -
7月13日新着図書:【様々な思いを込めて作られるマーク、ロゴ。依頼主とのやり取り、選ばれた理由など制作者ならではの話が読めるなんて。ほぼ日のロゴの話、素敵です。】
タイトル:マークの本
請求記号:727:Sa
URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28202057 -
マーク制作は常に、組織や集団の存在意義を明確にしながらアイデアを模索する作業が肝要です。
迷彩化しないデザイン