- Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
- / ISBN・EAN: 9784315522815
感想・レビュー・書評
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「心理学」とはなんぞや、という疑問に答える図鑑。頭から読み始めるには100というエピソードが重すぎるので後ろからめくり始めたのが個人的には正解。一括りに心理学といっても認知・発達・実験・進化・社会の基礎カテゴリに分かれ、さらに応用として教育・司法(犯罪)・臨床・産業・政治・軍事などのジャンルがある。性格診断では、お馴染みの外向(内向)性・協調性に加えて誠実性・経験への開放性・神経症傾向の5因子モデルがある。さらに近年、これまでに発表された論文を追試したところ半分以上に再現性がなかったという科学としての心理学に疑問を抱かせる発見があった。一方では脳機能マップが近い将来に作成されて脳の働きが明らかになり、人体のすべての遺伝子が解明されたことに次ぐ快挙となる見通し。
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心理学は科学というより、認知の歴史学のような気がする。
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心理学C : 140.2/JAC : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410165890
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大づかみするには便利
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南山大学所蔵なし
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心理学のさまざまな理論や考えを図でわかりやすく説明している。重要なキーワードはコラムで詳しく解説し、心理学に貢献してきた偉大な学者たちの一覧を掲載している。
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【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
https://opac.hama-med.ac.jp/opac/volume/465920 -
図鑑ですが、最初から最後のページまでストーリーのように読了できる一冊です。太古の時代から人の心(近代になるほど脳神経機能や身体機能にフォーカスが当たっていく)の不思議に人類がどのようにチャレンジしてきたか、通し読みしてこそのロマンを感じる体験をしました。断片的に得ていたような研究や人物の知識も、人類と心理学の歴史の文脈から捉え直すことで、全く違ったキャラクターとして自分の中に刻まれました。フロイトに学生時代のヤコブモレノが楯突いたエピソードなどは、精神分析学と行動的アプローチの相違をこれ以上なく分かりやすく説明しているものと思いました。
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九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1376236