流氷の伝言: アザラシの赤ちゃんが教える地球温暖化のシグナル

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  • 教育出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784316802718

感想・レビュー・書評

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  • 私も流氷が好きで知床に見に行くけど(まだ3.4回だけど)今年は4年前と比べると氷が減ったような気がした。昔はもっと流氷が来てたというし、やはり温暖化は進んでいるのだろう。この本はその事実をを分かりやすく突きつけてくる。可愛い可愛いアザラシの赤ちゃん。流氷がなければ生きられない。この可愛いらしい生き物を守るために、流氷という大自然を守るために私たちはなにが出来るだろうか?

  •  報道カメラマンから動物写真家に。アザラシが教えてくれる地球温暖化、環境問題。「自分は何をすべきか」を考えるヒントを教えてくれる一冊です。
    (カウンター担当/五重の塔)令和元年6月の特集「写真を楽しもう!」

  • 流氷がこんなにも減ったんだって驚きました。自分にはぴんとこないと他人事のような気分でいてはいけないと思いました。

  • 仕事がらみで読んだのですが、思った以上に素晴らしい本でした! 
    地球環境のことを考えるとき、エコカーを使うとかゴミは分別するなどとよく言われますが、本当にそれで環境は良くなると思いますか? と子どもたちに問いかけたところ、否…との答えが。

    ではどうしたら本当に良くなる?
    それを自分で考えること、自然の中に出かけていって答えを導き出すことが大事との呼びかけに、納得させられました。

    小原さんのご意見は、「コンクリートをすべてはがして植物を植える」というもの。これで温暖化はストップできると。

    でもその意見をそのまま唱えるのではダメで、そんなふうに自分で考えることが大事だよっていうメッセージがとっても良いなと思いました。

    それにしても、環境汚染、地球温暖化の話はわたしが中高生のころから盛んに言われていましたが、そうか、それから何十年もたち、もはや危惧していた未来が到来してしまっているんだな…と改めて実感。
    「君たちが何とかしなくちゃいけないんだよ」って言われても、子どもたちには責任がないのにね。
    過酷だなぁ、かわいそうだなぁと思います。

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著者プロフィール

小原 玲(おはら・れい)
1961年、東京生まれ。茨城大学人文学部卒。写真週刊誌『フライデー』専属カメラマンを経て、フリーランスの報道写真家として国内外で活動。1989年の中国・天安門事件の写真は米グラフ誌『ライフ』に掲載され、「ザ・ベスト・オブ・ライフ」に選ばれた。1990年、アザラシの赤ちゃんをカナダで撮影したことを契機に動物写真家に転身。以後、マナティ、プレーリードッグ、シマエナガ、エゾモモンガなどを撮影。テレビ・雑誌・講演会のほかYouTubeに「アザラシの赤ちゃんch」を立ち上げるなど様々な分野で活躍した。写真集に『シマエナガちゃん』『もっとシマエナガちゃん』『ひなエナガちゃん』『アザラシの赤ちゃん』(いずれも講談社ビーシー/講談社)、『シマエナガちゃんの日々』(ワニ・プラス)、「Kiss!」(小学館)など。2021年11月17日、死去。享年60。


「2022年 『森のちいさな天使 エゾモモちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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