ねずみ算からはじめる数理モデリング: 漸化式でみる生物個体群ダイナミクス (共立スマートセレクション 35)

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  • 共立出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784320009356

作品紹介・あらすじ

ねずみ算から始めて,差分方程式(漸化式)の数理モデルのみを取り扱いながら,数理モデリングの基礎を丁寧に解説する。微分方程式の数理モデルは扱わない。

生物個体の集合として定義される「個体群」の「大きさ」の時間変動の動態を,個体群ダイナミクス(個体群動態;populationdynamics)と呼ぶ。その数理モデルの研究は,学際分野の1つである数理生物学の基礎として,最も豊かに発展してきた。本書の趣旨は,その数理モデリングの理(ことわり),すなわち,数理モデルの構築や構成・構造の論理の手始めをしたため,読者にその面白さや広がりを感じてもらうことである。特に,様々な生物学的概念を導入しながら,個体群ダイナミクスに関する数理モデルの多角的な展開を論述することにより,読者が数理生物学における数理モデリングの肝に触れ,その意味について考える機会を得る場を提供する。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

広島大学大学院理学研究科助教授。理学博士(京都大学)
1989年 京都大学大学院理学研究科博士後期課程研究指導認定同日退学。
日本医科大学医学部助手、広島大学理学部講師、奈良女子大学理学部情報科学科・大学院人間文化研究科助教授をへて、2001年4月より現職。

主な著訳書
「医学・生物学とフラクタル解析――生物に潜む自己相似性を探る」(品川嘉也と共著)、東京書籍、1992、pp.173。
「個体群動態の数理モデリング序論――Lokta-Volterra型相互作用の基礎と周辺」、科学技術出版(近刊)、他

「2003年 『姓の継承と絶滅の数理生態学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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