環境生態学序説: 持続可能な漁業,生物多様性の保全,生態系管理,環境影響評価の科学

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  • 共立出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784320055674

作品紹介・あらすじ

本書は2つの顔をもつ。まず、これから環境問題にかかわる人、環境問題にかかわる生態学を学んだことのない人のための読み物として書いている。マイワシの激減、植物レッドリスト、マグロの乱獲、エゾシカの大発生、巻貝のインポセックス、所沢のダイオキシン問題、愛知万博の環境影響評価など、ごく最近新聞紙上をにぎわせた問題を数多く取り上げている。第2に、大学の学部生向け、大学院生向けの教科書として使うことができる。専門的な内容は章末の脚注に収め、かつそこを読まなくても全体像が直感的につかめるように書いているので、学生の学年と学部に応じて一般論から専門知識まで説明することができる。

感想・レビュー・書評

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  • 専門書よりの本です。
    そのせいか、ほかの環境問題を扱う本よりは、
    感情的な描写は控えめです。
    問題を解析し、中立的な立場でさまざまな提案を行います。
    ただし、しっかりと理解するのには、
    数学的な知識が多少必要となるかもしれません。

  • ついに買いました。数理生態学から基礎・応用分野へのさまざまなアプローチ。
    幅広さに驚かされます。

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著者プロフィール

横浜国立大学教授、[元]日本生態学会長
専門分野:生態学、海洋政策学、水産資源学
主著:『海の保全生態学』(東京大学出版会、2012年)、『なぜ生態系を守るのか』(NTT出版、2008年)、『生態リスク学入門』(共立出版、2008年)、『ゼロからわかる生態学』(共立出版、2004年)、『環境生態学序説』(共立出版、2000年)、『「共生」とは何か』(現代書館1995年、以上単著)、『つきあい方の科学』(単訳、ミネルヴァ書房、1999年)

「2019年 『ユネスコエコパーク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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