ヒット商品を生む 観察工学 -これからのSE,開発・企画者へ-

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784320071698

作品紹介・あらすじ

製品開発に役立つ観察方法は、人間-機械(システム)・環境系における人間や機械の状態を把握し、製品開発のリクアイアメント(要求事項)を抽出することにある。しかし、この製品開発にかかわる観察方法は、製品開発者、製品企画者、デザイナー、エンジニアや建築家が各自自己流で行われているのが現状である。このように体系化されていない方法では抽出すべき項目が欠落したり、観察者のバイアスのかかった見方が出るなど、構造的に把握することが困難で効率も悪い。本書はそれらを初めて体系化すると共に、データ処理方法も明記することで、予備知識がなくともリクアイアメントが採れるような実用的視点でまとめた。

感想・レビュー・書評

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  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784320071698

  • ソフトウェアの場合は要求工学があるが、要求工学の中でも「要求の発見(Discaovery)」に相当するようだ。エスノグラフィーの研究アプローチで質的データをもとに要求を見つけ出そうというもの。この研方法は、現場で起こっている事象の記述力と概念化させる部分だけでなく、概念化を用いたときの事象の再現性がポイントになると考えている。

    どちらかというと再現性という視点は工学の発想かな。

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著者プロフィール

1971年千葉大学工学部工業意匠学科卒業。1991年千葉大学自然科学研究科博士課程修了。
1971年東京芝浦電気(株)入社。1995年株式会社東芝デザインセンター担当部長(兼)情報・通信システム研究所ヒューマンインタフェース技術研究センター研究主幹。
1998年和歌山大学システム工学部デザイン情報学科教授(学術博士)。
2014年京都女子大学家政学部生活造形学科教授(学術博士)、和歌山大学名誉教授。

「2015年 『デザイン人間工学の基本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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