〈検証〉BIS規制と日本

著者 : 氷見野良三

• 金融財政事情研究会 (2005年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

90年代の日本の苦悩を21世紀の世界に活かすには?国際合意取りまとめの現場から語るグローバル化の政治経済学。

感想・レビュー・書評

[miandchimakoさんの感想 · 2011年2月7日]

こういう本って、世の中にもっと必要だよ。

日本は、欧米は、って比較にはステレオタイプにしばられてる感がするけど、残念ながら、感動してしまうんだよね。

日本の銀行がいまこんななのは、BIS規制の功罪だよ。
これに知ってる銀行員が、銀行員の子どもが、どのくらいいるんだろ。

これ知らないで、銀行がどうの金融業界がどうのって語れないよね。

[tomoelogさんの感想 · 2007年12月4日]

初めて読んだ時には余りの感動にいてもたってもいられませんでした。単なる「規制」という枠組みではなく思想として、言語としてのBISの考え方とその可能性を予見させた本。特に後半になるに従って示唆に富んだ言葉を数多く発見できました。ステレオタイプにBISを捉えている方々は是非一読して戴きたいです。