- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784323033631
作品紹介・あらすじ
キツネのおとうさんがニッコリわらっていいました。「きょうはおいしいブタのごちそうだぞ」。ブタのまちにやってきたおとうさんですが…。コミュニケーションの大切さに気づくお話。
感想・レビュー・書評
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きつねの登場する絵本を読んでいると、きつねの造形にいくつかのパターンがあるように感じられてくる。例えばずる賢く、人に迷惑をかける(と考えられている)きつね。心優しくみんなを助けようとするきつね。この絵本の場合は、やろうとしたことが裏目に出て、良い奴だと勘違いされ、実際それが自分のアイデンティティとなるパターンのお人好しなきつねです。類似作品として思い浮かぶのはあまんきみこさんの『きつねのおきゃくさま』ですね。
展開も結構似ていて、こぶたを食べようとする→すんでで見つかり逆に仲良くなっちゃう、の繰り返しです。とてもわかりやすいお話で、もう最初から「このきつねのお父さんは悪いことしようとしても上手くいかないのび太タイプなんだな~」とほっこり。
んでまあ、予想通りこぶたを一匹も捕まえることはなく、自宅に帰ってくるわけですが、最後がいいですね。その日にあったことを奥さんや子どもたちに全部つつみ隠さず話し、見栄を張ることなく、「こぶたは食べらんないわ~」というオチ。そういうさっぱりとした気分が私は好きでした。
この絵本でおもしろい点はこぶたたちが、”きつねという存在を知らない”という点でしょうね。これによりきつねの「お人好し」エピソードに転がっていくわけですが、つまりそれは、最初の出会い方次第では敵対関係ではなく友だちになれるかもしれないこと。イメージによって「自分自身」でさえもカテゴライズしていること、そういうことを教訓として読み取れそうな気がします。まああんまり意味を見いだそうとし過ぎるのもつまらない気がするので素直に「ああ、仲良くなってよかった~」くらいのテンションで読むのがいい読み方だとも思いますが。
また、宮西達也さんの絵本は初めて読んだのですが、絵が特徴的なぶん、お話は割とスタンダードに感じます。他の作品もそうなのかはわかりませんが、この絵柄でもスーッとすぐに入り込んでいけるってよく考えるとすごい。
そんなこんなで、ほのぼの笑顔になる絵本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
みやにし先生らしいはなしでした。
優しいキツネのおとうさん。
ニッコリ笑って最後にいったこととは?? -
2021.12.23 いずみ
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キツネのお父さんが豚を食べようとしちゃっておもしろい
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2022/02/04 3歳
2022/03/25 図書館 3歳 自分で見つけて自分で読んだ -
みんなやさしいね!おとうさんたいへんだけど、がんばれ!
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本当はコブタが食べたかったけど、食べれなかったのが面白かったです。
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みやにしたつやさんのお話はこっけいで大好き。
でも家族愛に満ちていて、読み聞かせている親のほうが泣けてくるのだ! -
2018/8/17 9:07
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622
4y0m
Kくんと読むので、最近は好きかどうかよく分からない
また借りたいくらい