- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784323036236
感想・レビュー・書評
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新約聖書の<東方の三博士> が、キリスト生誕の贈り物を持ってお祝いに駆けつけたエピソードをもとに、贈り物をめぐる行き違いを描いた O・ヘンリーの代表作となった短編小説 (原題:The Gift of the Magi)。 贈り物をおくる人、贈られる人、それぞれが相手をおもう最高の贈り物こそ〝賢者の贈り物〟となることを、<いもとようこ>さんの優しさに包まれた絵で語り紡ぐ、温かみの溢れた絵本になっています。
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絵本化されたものはなかなか見ない「賢者のおくりもの」。
「最後の一葉」とともに味わいたい、オー・ヘンリーの名作。
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ある町に住むジムとデラという若い夫婦。
クリスマスを明日に控え、妻のデラは貯めてきた小銭を前に、悩んでいた。
「この金額では、ジムへのプレゼントなんて買えない…」
デラは悩みに悩んだ末、あることを決心する。
一方、夫のジムもまた、あることを考えていて…
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「賢者のおくりもの」というタイトルを見たときはピンとこなかったのですが、読んでいるうちに「このお話、知ってる…」と思い出しました。
どこで読んだのだろう??と思い返してみると、中学生の頃、図書室にあったマンガ版のオー・ヘンリー短篇集を読んだことがあったのを思い出しました。
その頃はマンガでそうした名作を読んでいて、「若きウェルテルの悩み」「アンナ・カレーニナ」「ジキル博士とハイド氏」などもいまだにお話の筋は覚えています。
マンガって素晴らしい。
「賢者のおくりもの」は本当にいいお話で、なかなか絵本化されたものには出会いません。
なので、こちらの絵本は貴重な1冊であり、小2の娘に読み聞かせたのですが、ちょうどよい文章量でした(10分程度で読み聞かせできました)。
しかし絵の雰囲気が、自分のなかの「賢者のおくりもの」のイメージ画と違ったため、しっくりきませんでした。
いもとようこさんの絵といえば、くりくり目のかわいい動物絵のイメージが強いため、その絵とのギャップも感じたためかもしれません。
しかしながら「賢者のおくりもの」というお話は、たくさんの人に一度は読んでほしい名作です。
絵本化自体がなかなかないお話なので、このお話と幼少期に触れ合える機会を作ってくれた、という意味では、この絵本のもつ価値はとても大きいです。
そうした点を総合して、☆は3つとさせていただきました。-
こんにちは(^^♪
ツヴェルがーのとっても美しい挿絵で絵本化されていますよ。
ただ、そちらは大人向けです。テキストも多いし。
もし手元...こんにちは(^^♪
ツヴェルがーのとっても美しい挿絵で絵本化されていますよ。
ただ、そちらは大人向けです。テキストも多いし。
もし手元に置いて、お子さんが大きくなった時に読めるようにということでしたら「買い」ですよね。
あまり参考にならない話ですみません。2021/02/26 -
nejidonさん
ご紹介ありがとうございます(o^^o)
ツヴェルガー画の本、検索かけたら出てきました!内容的にはオトナ向けなんですね!表...nejidonさん
ご紹介ありがとうございます(o^^o)
ツヴェルガー画の本、検索かけたら出てきました!内容的にはオトナ向けなんですね!表紙を見ましたが、わたしもこういう画、好きです(o^^o)「賢者のおくりもの」に出会わずオトナになった方には、そちらの絵本の方がいいかもしれませんね♪
わたしがマンガでオー・ヘンリーの作品に会ったように、どんな形であれまず出会うのが大事なんだなと思いました。
いもとようこさん版は子どもでも理解できる絵本にしてくれたところは、ありがたいなあと思いました(^-^)2021/02/26
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妻のデラは夫にのジムのクリスマスプレゼントのために用意できたのは1ドル87セント。足りないお金を得るために妻は何より大事な自分の髪を20ドルで売り、21ドルで、ジムの金時計につける金の鎖を買います。でも男の子のようになった自分をジムが嫌わないか心配。帰宅したジムは自分を見て立ちつくします。おねがい!そんなめでわたしをみないで!かみをきったって、わたしはわたしよ!
ある程度の年齢の人ならだれもが知っているこのお話、最近あまり聞かないので読み聞かせしてみようと下読みしてみました。音読4'40。このいもとようこさんの絵本シリーズはかなり省略してあるものが多く、これもささっとよみきかせできます。 -
[墨田区図書館]
公文で出てきた、名作「スーホの白い馬」を読ませようと思って検索したところ、いもとさんによる「世界の名作絵本」シリーズが出てきたので、その関連で借りてきた一冊。
正直、いもとさんの画による昔話の再生本には、昔話によくある途中のどろどろした表現や雰囲気が払しょくされて、ともすると終わり方まで変わってしまっているものが多いのであまり好きではないのだが、全てがそうというわけではないし、とにもかくにも知識と本との触れあいを広げる1ツールとしては子どもにより親しみやすい"絵本"となるので、このシリーズを使ってみることにした。
こちらはO.ヘンリー、賢者のおくりもの、ときて、粗筋はすぐ思い出せたものの、売ってしまったものの片方、懐中時計は読むまで思い出せなかった。そして心温まるけれど、やや悲しいすれ違いとして理解していたけれど、大人になった今読んでみると悲しいやるせない感情がほぼ占めることに気付いた。
もちろん、それぞれが相手の一番いい(=価値あるところ)を理解していて、同じタイミングで、そしてお互いがっかりしてもそれを責め合ったり嘆きあったりするわけでもなく、、、、穏かな温かさに満ちてはいるんだけれど、これは私の「もったいなさ」的な勘定論からくる感想なんだろうな。改めてこの本を描いたO.ヘンリー自身の筆情を知って見たいものだと思った。ただ理由もなく悲しい結末を思いついてしまうのか、半分実話や伝聞的な要素から筆を起こすのか、何か教訓的な意図で書いていたのか、、、グリム童話やアンデルセンにもやや通じる疑問だな。こどもは思いやりとやるせなさ、どちらを強く心に残すんだろう?単に粗筋だけ? -
読了
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これは私が一番好きなクリスマスの物語。
定番ですけどね。
切なくも、あたたかいお話…
来週4年生と5年生に読み聞かせするんだ~。
楽しみ。 -
相手の笑顔を一番に考えるのが賢者なのかな。私にできるかな。
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プレゼントを大切な人に贈る前に、喜んでくれるのか不安になる。けれど、気持ちがこもっていれば必ず相手は受け入れてくれる。クリスマスプレゼントを贈る前に誰もが共感できるところ。
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《本屋》【再読】お互いに一番似合う物を選び、一番 大事な物を手放す。でも、悲しいが、なんか幸せな気持ちになれた。