- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784323063317
感想・レビュー・書評
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#心の森
#小手鞠るい
#金の星社
#児童書
#読了
6年生の響はアメリカに引っ越すことになる。庭から続く森でデイジーという不思議な少女と出会い…
全体的に穏やかな物語。みんないろいろある。喜びも悲しみも期待も不安もみんな持っている。心じわりとしみる 物語でした。2012年高学年課題図書。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
題名通り心の中に森が広がるような本…文章も易しくて読みやすい。森の近くに住みたいと思った。
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アメリカの豊かな森の風景描写が物語を穏やかに支えます。日本から父と2人で異国の地へ移住した響。学校生活からは多国籍文化社会で成長していく少年のたくましさ、デイジーとの交流から繊細な心の機微が感じられます。さいごの展開にひきこまれました。
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情景も含めて純粋さのある思春期の切ない物語に感じました。はじめはミステリーなお話かと思いきや徐々に自然の森の中で純粋な心の通じ合いがなんとも上手く表現出来ていて、大人が読んでも思春期にしかない心情もよみがえるような感動がありました。ネタバレになるので、それ以上は言えませんが、心に残るストーリーでした。誰か映画とかにするかもしれないですね。
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本当に感動する物語です
最後には感動の結末に -
表紙の酒井駒子さんのイラストに惹かれて借りました。
デイジーとの出会いは、言葉に不自由する異国の地での響の心の拠り所になりました。森での日々は、とても楽しくてきらきら。
響って名前、素敵だな。
でも、いつのまにか、おとなになりすぎていたわたしには、最初から結末が透けてみえていて、切なかったです。 -
『君の声を聞かせて』と設定が似ている。
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読後に余韻の残る本。
アメリカの森の光や土の匂いを感じる。
娘に読んでほしいな、と思う。 -
ちょっと不思議な物語。
人が自然と調和している世界では、このようなことが起こるかも。
素敵なお話しでした。 -
父の転勤でアメリカの小学校に転校することになったヒビキ。新たな生活にとまどうことばかりのある日、家の裏の森で少女と出会った。名をたずねると一輪の花を渡される。デイジー、それが少女の名前だった。
英語もわからずアメリカに来たことの不安、デイジーと出会った喜び、森の動物に遭遇した驚きと感動、そして不意に訪れる別れ。それらのできごとが少年の体験談としてつづられます。そのため要所要所を切り取り繋いだような構成となっていますが、心の動きはダイレクトに響いてきます。
はじめ読み終えた時はもの足りなさや結末の突然さにとまどいました。しかし、小学六年生の少年が体験したことを述べ、同じ年頃の子らが追体験する物語として、この表し方がありなのだろうと気付いたのです。この本で物語世界に踏み込む面白さが体験できれば素敵です。