妖精のカレーパン

著者 :
  • 金の星社
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  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323074306

作品紹介・あらすじ

おじいちゃんが退院してきた。小麦はおじいちゃんのために毎日パンを焼いて届ける。ある日、おじいちゃんはある計画を小麦に相談する。パンを心待ちにしているお客さんに、一日限定で焼きたてのパンをふるまうのだ。そのパン作りを小麦にも手伝ってほしいという。ふるまうパンはカレーパンに決定! この「カレーパンまつり」の相談をしながら、小麦がおじいちゃんに妖精の話をすると、おじいちゃんの指先に黒い妖精が現れる。おじいちゃんのパンの妖精ヌワール。ヌワールが見えるのはおじいちゃんだけ。幼い頃は小麦にも見えていたらしい。小麦は再びヌワールの姿が見られるようになった。 
 着々と準備が進む。「カレーパンまつり」の日、早朝からボンジュールの厨房に明かりがともる。小麦はパンの妖精ココモモを天然酵母のビンに入れて、厨房へ連れて行く。パン作りがスタート。ココモモダンスの輪にヌワールも加わり、ヌワールの黒い羽が温度計の役割をする秘技を披露。小麦とおじいちゃんは、なぜパンの妖精がいるのか、語り合う。一方、ココモモとヌワールもすっかり打ち解ける。最終発酵のとき、ヌワールが頭の黒玉を抜くと弓になり、目に見えない楽器を弾いた。ココモモがずっと探していた曲だった。ココモモが歌う。カレーパンができあがり、お客さんたちに配られる。小麦は「だれかのために、おいしいパンを焼く人になる!」という未来の夢を見つけた…。

感想・レビュー・書評

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  • すごくほんわかした気持ちになれるお話でした。妖精が出てきたり、パン作りをしたり…。将来のことについて女の子が悩む姿も可愛かったです。児童書って童心に戻れる気がするので、最近ハマって読んでる気がしますw
    パン好きなお子さんや料理が好きな子におすすめな感じもするし、絵からみたら女の子でも好きそうだなって思いました。

  •  おじいちゃんが退院して、パン屋を再開する前にお客さんたちにパンをふるまいたいと言う。小麦も手伝うことになって、おおはりきり。
     実は小麦がパン作りをはじめてから、パンの妖精があらわれて、おいしいパンをつくるお手伝いをしてくれていたのだ。

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著者プロフィール

1962年、東京都に生まれる。児童文学作家。「四年一組石川一家」シリーズで作家としてデビュー。おもな作品に『レイナ』『ふしぎなおるすばん』『転校 ?なずなの場合?』『教室 ?6年1組がこわれた日?』「あおぞらえん」シリーズ、「忍者KIDS」シリーズ(以上、いずれもポプラ社)、『わたしがふたり』(教育画劇)、『ぼくとママのたからもの』「ラブ偏差値」シリーズ(いずれも金の星社)など多数。

「2019年 『妖精のカレーパン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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