1925年ロンドン生まれ。オックスフォードのクライストチャーチ・カレッジを最優秀の成績で卒業し、1979年から1992年までオックスフォード大学で論理学を講じる。アメリカのハーバードやプリンストンなどからも招聘され、1999年にはナイトの称号を得る。分析哲学の大家として知られ、関連著作多数。一方、余技として始めたタロット研究の分野でも第一人者と見なされるようになる。タロットゲームに関する大著The Game of Tarot(1980)の他、通史的には本書の前編にあたるA Wicked Pack of Cards, The Origins of the Occult Tarot(『邪悪なカードデッキ――オカルトタロットの起源』)をロナルド・デッカーおよびフランスのタロット研究家ティエリー・ドゥポーリスとの共著で1996年に発表している。2011年、オックスフォードで没。