対訳・注解 研究社シェイクスピア選集 第2巻 「真夏の夜の夢 ――A Midsummer Night's Dream」 (対訳・注解研究社シェイクスピア選集)
- 研究社 (2005年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784327180027
作品紹介・あらすじ
「まあ人間てやつはなんてばかなんでしょうねえ!」 "Lord, what fools these mortals be!" (3幕2場115行) ――妖精のいたずら小僧は恋に右往左往する若者たちを見てこう言って笑うけれども、右往左往は人間だけでなく妖精の王と女王も加わって、愛と恋との大騒動。
<対訳・注解 研究社 シェイクスピア選集>
1884年、坪内逍遥による最初のシェイクスピア翻訳出版から120年。シェイクスピア研究400年の成果を踏まえ、シェイクスピアのテキスト編纂から詳細な注釈、日本語対訳までを総合的に編集した全10作品のシリーズ。
左ページにテキストを、右ページに日本語訳を配置した対訳版なので、テキストを原文で楽しみながら、日本語訳を参照できる。
舞台写真などを含む図版も加え、演劇関係者はもとより、初学者にも原文を楽しむことができるよう工夫されている。また、創作年代・材源に関する解説や、巻末の補注などは研究者・シェイクスピア愛好家にも有益。
感想・レビュー・書評
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大学の図書館で借りた。
登場人物が多いため、読み進めるのに時間がかかった。。とはいうものの、2時間ほどで読み終わった。
この作品がロミジュリの喜劇版だと知り、納得した。自分にはそこまでおもしろさが感じられなかったが、気になっていた作品なので読めてよかった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
対訳で読みやすい。
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戯曲を読むのは初めてだった。
最初は黙読で読んでいたのだが、さっぱりわからないので音読に切り替えて最初から読み直したところ、勢いがついて大変いい感じに。以後、できるだけ音読で読んだ(途中疲れて黙読の部分もけっこうあった^^;)。
ひたすら俗っぽいのに典雅である。言葉の調子、抑揚、イメージ、動作、なぜだかわからないけれど、読んでいてとても臨場感を覚えた。
言葉から、演劇というその場限りの一夜の夢を見せてもらえそうな気持ちになった。
最後の劇中劇がとてもバカバカしくて、滑稽で、それでいて愛らしい。シェイクスピアを読むのはもちろん初めてなのだけど、この部分からだけでも、彼の皮肉めいた演劇への愛情を感じた気がした。 -
[配架場所]2F展示 [請求記号]932.5/Sh12/2 [資料番号]2008108283
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物語は何となく知っていたけど、本をちゃんと読んだのは初めて。
さすがに面白かった。 -
妖精達のいたずらは未だに私の心から離れない