ハムレット (研究社 シェイクスピア・コレクション 第8巻)

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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784327180287

感想・レビュー・書評

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  • 「脆いもの、お前の名は女」というセリフを見て、これもなんとなく知っていた「汝の名は女」と同一であろう。
    これが『ハムレット』の中のものだということを知れた。

    ハムレットが狂人のふりをしている時のセリフも、独白も、長いしわけわからん。
    読んでいても上滑りしてしまい、だいぶ飛ばし読みをしたが、なかなかに読みにくく時間がかかった。
    しんどかった。

    このシリーズの抽象的な表紙は好きなのだが、『ハムレット』のこの表紙が何を表現しているのかは私にはわからなかった。
    (毒の入った杯かな?)

  • 見える。見える。

    神たる漫画家のダジャレのすべてを。

    全滅監督、その先達を。

    おお、独白を数十頁も続ける者どもよ。
    天使憑きよ。
    大河ファンタジーからホモ沼に変成せしめたぼくらの作家よ。
    辞書級の厚みを新書に持たせた妖怪よ。

    犬よ。くびきにけられるべき犬よ。
    世界の半分を怒らせるとうそぶきつつブンガクに撞着を抱き続ける、偉大なる二次創作者よ。

    10頁の物語をセリフで薄める回文の作家よ。

    古典を通して今が透かし見える。
    消耗品として生まれたものの哀れ。その古典も新エッダに原典を見ることができるとか。

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著者プロフィール

1931年生まれ。明治学院大学名誉教授。英文学者、英米演劇専攻・演劇評論家。著書に、『シェイクスピアの贋作』(岩波書店)、『シェイクスピアを観る』(岩波新書)、『シェイクスピアの墓を暴く女』(集英社新書)、『シェイクスピア大事典』(編著、日本図書センター)、『研究社 シェイクスピア辞典』(編著、研究社)、訳書に『じゃじゃ馬馴らし』(岩波文庫)など。

「2018年 『ソネット詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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