- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784327377267
作品紹介・あらすじ
特別な才能や特別な努力は一切不要。年間300冊以上の本をラクラク読みこなす究極のメソッド。
感想・レビュー・書評
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ようするに、どこに何が書いてあるか把握することと内容を理解する行為を分割しろということか。同時に二つのことをしてはいけない。
指の動かし方までかいてあって、かなり技術寄りの内容。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
速読という字だけ見ると闇雲に速く読む状態をイメージしてしまいがちだが,本書ではどちらかというと「読むときの心がけ」の部分に,その真髄があったように思う。それをベースに,リーディングハニーというテクニックが乗っている印象。
読書をしたい,しかしなかなか進まないという人にとっては,ブレイクスルーのキッカケになりそうな1冊。 -
なにもわからない仕事をするとき、まず全体像を知ってからだと各作業への理解度も高まり、意欲も増して効率よく動ける。
それが速読でも同じで、はじめに全体に何が書いてあるかを把握してからすると内容の読み取りもよく出来るとのこと。
そんな6つのステップによる速読のテクニックの紹介と、のみならずそれぞれの使い方の「理由」まで解説している点がよかった。 -
リーディングハニー6つのステップ一覧表(P154~155)が全てである。眼球の動かし方やフォト・リーディングとは異なり、驚くような作業は要求されない。その代り、非常に地道な「本を読む」トレーニングが必要となる。
本書の限界(というか速読の限界)だと思うが、300ページを超えるものや難解な学術書については本書の対象外という感じ。特に難解な学術書は速読すべき本ではないと思うのでそこまでを本書に求めてはいけない。
以下は本書が提案する速読法のポイント。
ステップ1 プレビュー(3~5分)
(1)カバー、袖、帯―見てはずす
ハガキ、しおりー取る
(2)ページ数確認
(3)奥付、著者紹介、前書き、後書き、解説、索引、参考文献など
(4)目次をじっくり見る
章立て、構成を把握する
ステップ2 オーバービュー(10分)
1ページずつリズミカルニ同じペースで順番に見る。1ページ1秒を目安
少し本から目を遠ざけて、ページ全体が目に入るようにする
どんな言葉が使われているかを知るための作業なので決して読まない
キーワードは、著者がキーワードとして用いている言葉ではなく、自分の目に付く言葉でもOK
(1)1ページずつ、はじめから終わりまで見る
・「どんな言葉が使われているか」
・同じペースで、リズミカルに
・読まずに見る
・ページを飛ばさない
・内容に見当をつける
(2)もう一度、繰り返す
・見出し、小見出し、太字部分、漢字、カタカナ中心
・1回目よりも意識的にキーワードを拾う
・本全体の構成、各章各節の分量を把握しながら
・まだ読まない
(3)目次を見直す
ステップ3 スキミング1(10~15分)
すばやく全体を捉え、ポイントを短時間で読み取る
(1)1回目のスキミング
・必ず指を使い、はじめから終わりまで1ページずつ書いているあることを追っていく
(1ページ2~3秒、気になるところだけを1行から多くても5行程度だけ読んで、先に進む)
・キーワードの周辺、気になるところの周辺だけを読む(ここではじめて本文を読む)
・見出し、小見出し、太字、キーワード、図表、グラフなど
・読みすぎない
・全体を把握するつもりで
・目次を確認しながら
(2)ドッグイヤー、付箋
ステップ4 スキミング2(10~15分)
(1)どのように読むのか決める
a.質問設定型 質問を設定し、その答えを探す
b.受身型 書いてあること、著者の述べるポイントをひと通り読む
(2)2回目のスキミング
・もう一度スキミングする
・aかb、いずれかを意識して行なう
ステップ5 スピードリーディング(30~40分)
本のはじめから終わりまでを一気に読み、自分に必要なポイントを拾い出して理解
(1)スピードリーディングする
・本全部またはドッグイヤー、付箋をしたページをスピードリーディングする
・目次、全体を見て、構成を確認しながら
(2)ペーサーとブロックを使う
(3)ペンでチェッキングする
(4)リーディングのスピードを使い分ける
ステップ6 レビュー(10分)
チェッキングした箇所だけ読み返す
理想的にはステップ1~4は続けて行なうか1日の間に行なう
ステップ4~5はひと晩くらい間をおいてもOK。少しくらい時間空けた方が本の構成がはっきりとわかり読みやすくなる -
今まで読んだ速読法の中では、実用的、現実的な方だと思う。
異常なほどの訓練は必要なさそうだし……。
よって、実践してみようと思ったが、
本を何度も何度も往復するということ、
ペラペラペラペラとページをめくらないといけないということで、
頭が痛くなって、ふらふらしてきてしまった。
また、ビジネス書や新聞などには通用すると思うが、
小説については発揮できなさそう。
結局、断念。
そもそも、速読なんて幻想なのかもしれないと思い始めている。 -
パラパラとページをめくったときに、目に入ったことばが気になって、3週間かけて探した本でした。
それは…「読んでいるのは2割の人だけ」
【熊本県立大学】ペンネーム:アイ -
速読の中でも、この本はどちらかというと斜め読みに近い速読かなという印象です。速読は、視野を広げたブロック読みが基本だとは思いますが、内容が難しい専門書や翻訳書は、この本のテクニックが役に立つと思います。
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速読できるようになりたい!と思って読んでみたのだけれども、何か自分がイメージする速読とは少し違う気がする。
まあでも、これならトレーニングできそうな気もする。
ところで、著者の実感だと日本人の8割は難読症らしい。自分は残りの2割であると信じたい。
まあ、英文だと完全に難読症だけれども。 -
速読の本の中で、わかりやすいということでこれに決めました。
内容はまあまあわかりやすかったです。
実践するには時間がかかるかもしれませんが、忘れないうちに実践してみたいです。
速読に入る前に、「読むことの苦痛」「読めない」など思ってもみなかったことがあり、新しい発見が出きました。